Notes for a book I will never publish

学部で開発経済学少々+ウガンダ難民居住区で半年インターン→戦略コンサル6年強(事業計画、マーケティング、BDD)→米MBA→米系IT企業で経営企画っぽいお仕事@東京 Twitter: @sidewaysz

「今年の目標と計画」を立てるのを止めた話

毎年、年始にその年の目標と計画を立てるのが習慣だった。「仕事」「語学」「趣味」といったカテゴリーごとに達成目標を立て、行動計画に落とし、それぞれにかかる時間を概算して、念のため1日あたりに必要な時間を計算して実現性をチェックする。日次、もしくは週次で進捗を記録するスプレッドシートまで作ったりもした。

それを、今年から止めることにした。

ひとつは、何を隠そう、実際に実現できたことがないから。仕事

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人は失うことが苦手、という話

2年間のMBA生活が終わりに近づき、引っ越しの準備をしています。今日は荷物の大半を日通が持っていきました。なかなか寂しいものです。

MBA後のキャリアについてはまだ固まっていないのですが、また新しいチャレンジや発見と良き出会いがあるはず。それでも、寂しさのほうが大きいのはなぜなのか。

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2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの重要な業績の1つに、プロスペクトセオリー(

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無意識で無邪気な差別について

1970年頃、アメリカのオーケストラの奏者は、ほぼ全員が男性でした(女性比率は5%以下)。それが、2000年頃には25%ほどが女性になったと言われています。この急激な女性比率の増加は、なぜ起こったのでしょうか。

実は、「一枚のカーテン」が大事な要因の1つだったと言われています*。

もちろん、オーディションで誰を奏者として採用すべきかは、その人の演奏スキルによって決まるべきです。ジェンダーは関係

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伝記を読もう

学部を卒業してから、読む本といえば経済・経営関連のものか、たまに興味のある世界情勢関連のものばかりだったのですが(あとマンガ)、これからは伝記を意識的に読む本に加えていきたいと思っています。

働きはじめて初めの数年間は、とにかくより良いアウトプットをより早く出すための努力をしていたなぁと、今振り返ると思います。ロジカルシンキングやイシューアナリシスをマスターしようと頑張ったり、いろいろな定量分析

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MBAでリーダーシップを学ぶって、どういうこと

多くの(欧米)MBAのうたい文句の1つに、「リーダーシップ・チームワーク教育」があります。日本で「リーダーシップ」というとちょっとくすぐったい感じですが、確かにこちらでは恥ずかしげもなくりーだーりーだーと事あるごとに言います。僕自身も、MBAに出願したときのエッセイには、「貴校のリーダーシップ教育をぜひ受けたい」的なことを書きました。それがなんなのかよくわかっていないにも関わらず。

そこで今日は

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批判する前に、「スポットライト」をずらしてみよう

著書「決定力!」の中で、著者のチップ・ハース、ダン・ハースが紹介しているコンセプトの1つに、「スポットライト効果」というものがあります*。(なお、「決定力!」は、人が意思決定をする際にかかってしまいがちな罠とそれへの対処策をまとめた良書です。この分野への入門書としておすすめ。)

言われてみると当たり前ですが、私たちは、自分に見えていることしか知りません。さらに、見えていないことがあることさえ忘れ

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