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マラソンのような数年の記録。


とうとう夫の単身赴任が終わる。
夫不在の3年間。

事情があり、前の家と土地を売って、
新しい土地を見つけ、

長男初めての高校受験が始まると共に反抗期。
成績上がらず、壮絶バトルを繰り返す中、

新しい土地の購入審査に緊張し祈りつつ、
長男の受験に響かないタイミングに頭を働かせながら、家の建築会社を選び、

新しい家のプランを練り始め、
前の家の修繕をして、
何度も断捨離し、掃除をして、

内見して仮住まいを見つけ、
大型家具を預け、引っ越し、
母の部屋の大量片付けをし、
実家の家族の問題解決に奔走しながら、
仮住まいのガラスが割れるんじゃないかという強風とたくさんの台風を乗り越えた夏。

毎日塾の先生と連携して戦略を練り、
長男が勉強に向かう環境を作り、
成績アップをはかりつつ、ご機嫌具合を全集中で測る日々。

家事育児と時々仕事をして、
家の売買のあれこれをして、
新しい家の打ち合わせをする中、
受験生を勉強させるのに必死で
息つく暇もないはずなのに、
どうしても健康になりたくて
ユミコアボディアカデミーに参加して、
体調崩して早退した日もあったっけ。

なんとか無事に新居に引っ越しをし、
全館空調の電気は特殊だから手続きに時間がかかるからと数日暖房ナシで過ごし、
空調が使えてやっと家が暖まり始めてから、
少しずつ平常心に戻れて行ったなぁ。

自分の時より1000倍は緊張した息子の受験、
反抗期も終わってないし、
私の器も小さいから何万回もぶつかって、
毎日ハゲそうに思い悩みながら、
何とか高校が決まって、
さぁ青春!!楽しんでもらわなきゃー!
ママ友とも受験おつかれ乾杯するぞー!と張り切っていた矢先、やってきたパンデミック。

卒業まで休校、卒業式も簡素化。
入学式も簡素化、短期留学もイベントも全てキャンセルになり、私の期待していた息子の国際交流体験ができなくなり、絶望感すら感じた。多感な思春期にできる国際体験は、特別ですから。

私自身の仕事もストップして、急にプータローになったけれど、不思議としっくり来た。
それまで本気で息つく暇がなかったし、気も張り詰めたまま緩められなかったから、やっと一息つけることになり、しばらく覚悟して?のんびり過ごそうと決めた。

次男にもずっと色んな面で我慢させていたから、長男の受験も終わったから、これから目をかけてあげようと思っていた。

だから、コロナ禍ではステイホームで普段しない料理やお菓子を作ったり、韓流ドラマデビューして、沼にハマったり、のんびり過ごした。

学校の分散登校が始まって、マスクしながらの慣れない環境での通学、授業。
初めての友達とも馴染む機会もなく、夏休み明けから不登校気味になって、食欲なく痩せ細り、通学途中で帰ってくる、朝起きられない、そんな日々が続くようになり、私も不安で仕方なかった。
藁をも縋る思いで相談した学校のカウンセラーの先生との面談やママ友からの励ましが心の支えになった。

高校をやめ、転学することも考え、どんな選択肢があるか調べまくって見学に行ったり、部活の代わりに好きなバスケができる場所を探して、体験しに行ったり、長男にかかりきりのまま、次男に引き続き寂しい思いをさせていて、長男への心配と同じくらい次男へ充分にエネルギーを注いであげられないもどかしさと寂しさで、なかなか辛い気持ちが続いていた。

長男は、最終的には今の高校に残る選択をしたけれど、その後も何度もこれで良かったのか、ここまで辛い思いをしてるのに通わせ続ける必要があるのか、迷ったりしていた。

でもそれでも少しずつ、少しずつ、学校に慣れて行って、成績は底辺まで落ちたけど、なんとか進級はできることになった。
そんな中、今度は次男が学校で問題を起こし、次男が完全なる悪者ではなかったが、色々、色々考えた末、突然受験することにして、突貫工事で勉強を始めた。それが1月という、なんとも直前すぎる大変更。

でも結果的に個性を尊重してくれる、自由で温かい校風の学校に合格できた時、次男にはとても合っているなと思えて、ようやく良い方向に向かっていける気がした。

長男は無事2年生になり、担任の先生も何かと気にかけ、声をかけて下さったおかげで、だいぶ気が楽になったようだった。

受験となると、どうしても成績や偏差値が重要で、親でさえ、成績という画一的な側面で子供を判断してしまうようになる。仕方ない面がある一方で、その子の特徴、得意不得意、個性という、本来一番最初に認めてあげたい点を認めて伸ばすことを見失いがちになる。いやこれは余裕のない私だけの話かもしれないけれど。

それに気づいて、もう長男が素直に親の言うことを聞く時期でもないことにも気づいた時、ようやく焦るのをやめられた。息子と私のためにも、力を抜こうと思った。たとえ回り道しても子供自身が自分の人生を生きていくためのサポートに徹しよう、私ではなく、彼らの人生だからと、やっと思えた。

自分で言うのもなんだけど、私、よく頑張ったと思う。家のことも、私側の家族の事情だったから、全て私だけでやり切った。

そして2年になった長男、明るい性格に戻り、今は楽しく学校に通っている。
反抗期も落ち着いて、色々会話できるようになってきて、ホッとしている。

次男は兄のことを気にかけて、年齢よりずっと大人にならざるを得ず、私を励ましてくれていた時期を脱し、無事に中学生らしく反抗期に突入している。こちらもホッとしている。全部受け止めてあげたい。

色々大変だったけど、笑いと前向きな気持ちはいつでも忘れないで過ごすようにしてきた。

無事にワクチン接種も終わったし、子どもも落ち着いてきたし、そろそろと思い、久しぶりに社会復帰もした。

オファーもいくつか頂けて、迷う自由もあったけれど、年齢的に臆病になり、最初に採用してくれたところに決めた。
今時リモートワークでないのがちょっとツライけど、高校からの友人を追いかけるように同じ職場に通い始め、通勤に自転車を利用してコロナデブ脱出を目指している。

今も長男、体調崩すし、また不登校になったり、受験のトラウマを克服できるのか、心配で胃がキュッと痛むけど、それもひっくるめて私もさらに強くなって楽しく生きて行こうと思う。

緊急事態宣言がようやく解除されたから、自宅のスタジオを本格スタートして、夢だった色んな世代がそれぞれに楽しんだり息抜きできるスペースを運営しようと思う。

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