コロナ治りかけてきたけど、虚無感えぐい【日記】

・久しぶりの日記です。タイトル通りの状態です。

・経緯を最初から話すと——6月某日、新型コロナウイルス感染症に罹患。38.9℃。市販の抗原検査キットを試したところ、案の定、陽性反応。幸いにも重症化せず、自宅療養を3日続けると、平熱に戻りました。でも本当の地獄が始まったのはそこから。咽頭痛が悪化。嚥下する度にガラス片が刺さるような激痛が喉に生じるようになりました。奥歯を強く噛みしめる、身体がビクッとのけぞる、呼吸が激しく乱れる、全身から汗が噴き出す。苦悶の声。「拷問」と形容する他ない激痛です。市販の鎮痛剤でほんの少し和らぐ程度。意外にも声を出す時は何ともありません。人体って不思議だ。

・当然、病院を受診したいし、何なら入院して点滴で栄養補給したい。しかし現在、沖縄はコロナ感染者が急拡大中。コロナが5類感染症に移行し、観光需要が復活したことがきっかけ。第9波という言葉が囁かれ始めるほどに、県内の各医療機関は逼迫した状況。咽頭痛はどうあがいたところで「軽症」。紆余曲折を経て自宅療養を続けることに。

・生きるためにはこの激痛に耐えながら、自分自身で水分と栄養を補給しなければならない。一日中天井の角を見上げて、苦痛にのたうち回りながら、ポカリやゼリー飲料を少しずつ摂取する。痛すぎてほとんど眠れない。栄養も睡眠も全く足りない。そんな生活が3日続きました。今ではだいぶ落ち着きましたがまだ喉の痛みは続いています。米粒一つ一つが喉に張り付いて拷問器具と化しました。

・最初こそ絶望に駆られ、「みんな同じ苦しみを味わえ」という憎悪が湧き、目を閉じればレトロゲーム風の悪夢が目蓋の裏で高速再生されていくのでいよいよ諦めの境地に達し、その中にかろうじて推しVTuberが一瞬映ったので希望を見出したりと、まだ色んな感情残っていました。今はなーんも無いですね。治ったらおいしいものいっぱい食べよう、ニンテンドーダイレクトで発表された新作楽しみだな、「水星の魔女」も「アクロス・ザ・スパイダーバース」も観るぞ、とか。色んなことを考えていたんですが。今は全部どうでもよくなっています。人間って突然変わるもんだ。

・うまく言語化できないんですが「人生のあらゆる物事が同質化していく感覚」があります。苦痛、生きるためだけに何らかの行為を無機的に繰り返す、そこから解放されるわずかな快感。程度は差はあれど、どれもこれもあの日々と本質的には同じであると。

・図にするとこんな感じ。この気持ち、忘れないうちに書き出しておこう。書くことで何か見えてくるかもしれない。ということで今この文章を書いてます。

・どうしようねこれから。そういえば、調べてみたところ、水が飲めないほどの激痛が後遺症として残るケースは少ないそうです。あー、なるほど。納得した。確率が収束したのか。最近はガシャ運に恵まれていませんでした。トワコレ凛世は天井したし、ブルアカはちょいちょい引いてもかすらない。だから今回の後遺症ピックアップガシャではSSR「咽頭痛(重度)」を1連で引き当てることができたんですね。ははっ、ワロス。

・こんな感じでね。ちょっとずつ回復していけたらなと思います。

・実は最近、ブルアカがきっかけでシオランを読み直したり、ニーチェを読み始めたりしていまして。積極的ニヒリズム(虚無主義)の思想を活かすなら今だ。「ニーチェで読み解くカルバノグの兎編(仮題)」のための読書も再開したい。

・よしよし、いい感じに執着を取り戻してきた。

・でもあらゆる執着から解き放たれている今なら、断捨離捗りそうですね。フィギュア、大量の積読本、エトセトラ。置き場所に困っていたのでこの際大量に処分したい。

・完治したら多少無理をしてでも映画館に行こうかな。とりあえずやってみる、身体を動かしてみるって意外と大事。布団から出るのめちゃくちゃ億劫だけど、いざ起き上がって出かける準備をしてみると、その憂鬱さが自然と消えていた、ってのはよくある話。

・疲れてきました。この辺で。書き出してみたら意外とやりたい事あってホッとした。ちょっとずつまた歩き始めたい。身体的にも精神的にも。おやすみなさい。