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「ふわふわシナモロール展」に行ってきたよ【現地レポ】

「あ゛あ゛あ゛シ゛ナ゛モ゛ン゛の゛も゛こ゛も゛こ゛部゛屋゛着゛ほ゛し゛い゛い゛い゛い゛よ゛お゛お゛お゛」という衝動に駆られていたら、ちょうどこの展覧会のCMが。まさか沖縄で開催してくれるなんてな……さっそく初日(2022/10/4)に訪れてみました。

・オタクなのでエヴァxシナモロールのTシャツを着ました。イオンの婦人服売り場で買ったやつ。なぜこんなものが婦人服売り場に……?

・こちらは入り口。でっけえパネルのシナモンがお出迎え。通路の壁面では展示パネルでシナモンの物語が語られています。雲の上に住み、下界に憧れていた子犬くん。ある日、甘い匂いに誘われて下界に降りたところを、カフェのお姉さんに拾われて……といった感じ。えっそんなバックストーリーがあったんだ。枝葉末節を省いたら神話では?


・そんなシナモンくんにはお友達がたくさん。こちらは相関図のパネル。関係性、私の好きな言葉です。これが視界に入った瞬間めちゃくちゃテンション上がっちゃった。オタクだからね。

・特に好きなのはモカちゃんとの関係。お姉ちゃんキャラのモカちゃんはシナモンのことを男の子としてあまり意識してない(女友だちの感覚)。で、シナモンにとってはそれが「何だかフクザツな気持ちだな……」とのこと。やめてくれサンリオ。その歳の差・ショタ要素は私に効く。いやまさかこんな癖(ヘキ)にガン刺さりする設定が隠れていたなんて……苦しい。たすけてくれ。


・ちなみに、この手のキャラクター展覧会ではマストとも言える相関図、設定資料、キャラデザの変遷、制作秘話はきっちり揃ってます。たとえば——

・シナモンたちが暮らすシュクルタウンの地図が綿密に描かれていたり、

・キャクターデザイナー奥村心雪氏の企画資料、誕生秘話なども掲載。いいねえ、オタク心を""理解""ってるじゃん……「へえ、企画段階や初期では今とだいぶキャラデザ違うんだなあ」とか、クリエイターの手触りを感じられたりとか、そういうのが大事。


・相関図の右隣にはこんな展示が。説明パネル曰く、シナモンのふわふわ具合を味わってもらうために、ぎゅうぎゅうに詰め込んでみたとのこと。あー許されるなここにダイブしてえなあ〜……でも何かちょっと怖いな。ホラゲでこんな一角があったら絶対ビビるわ。

・別の場所にはシナモン柱も。よくこんな展示物思いつくな。こんなん見せられたらもっとぬいぐるみ買いたくなっちゃうねえ。これもシナモンだからかわいく見えるけど……うん、まあ皆までは言いません。

・公式Twitter名場面集の展示。なんせ8年分もあるので色々なイラストが見れるよ。ネットの悪意に晒されたこともあったけど、こうして続いてくれたのは本当に嬉しいね。

・と言いつつ、私は公式アカウントをフォローしてません。TLでシナモンを見かけるたびに「くそっなんだこいつあざとすぎるだろ俺ァ騙されねえかんな!!」「あーでもやっぱかわいいなくそっ、くそっ……」って感情で板挟みになって情緒がぐちゃぐちゃになるのでフォロー外しました。我ながら面倒くせえオタクだな。

・こちらは数々の美大生によるシナモロールたち。一番左奥はわかりやすいですね。シナモロールxロールキャベツです。笑っちゃった。ネタ寄り、正統派、既成概念をぶっ壊す感じ、色々なシナモンが楽しめるので良き。

・企画資料のコーナーにある、作業机をイメージした展示物。はやくこれになりたい。右上には「鋼の錬金術師」「進撃の巨人」の漫画が置かれています。なんで???? って思ったけど、どっちもサンリオとコラボしているらしい。

・……うわっ気になって思わず調べちゃったじゃん!! こうなることを見越して置いたんでしょ!? はーーーーオタクの理想を具現化した上に遊び心を加えてコラボグッズまで宣伝するなんていい仕事してますね💢💢💢(最高です)

・出口では巨大シナモロールがお見送りしてくれます。くそっ、これが展覧会でさえなければ全力で飛びつくのに……

・最後にはシナモロールから来場者へのメッセージが掲載されています。これはあえて写真を載せません。ぜひ現地で見てほしい。

・強いて付け加えるなら……この展覧会ってシナモロール20周年を祝しての開催なんですよね。誕生当時女の子だった人は、今では大人になってる。そんな人に向けたメッセージが随所に散りばめられています。あとはシナモロールがなぜ青を基調としたキャラデザになったのかも語られていて——それらを踏まえた上であのメッセージ。私が当時から熱心に追っていたオタクだったら、間違いなく号泣してた。ほんと最高の贈り物だよ。

・出口を越えるとグッズコーナー。サンリオショップ沖縄ライカム店ほどの敷地面積に、所狭しとシナモンのグッズ。まあでもグッズはすでに色々持ってるからなあ。ぬいぐるみ、タオル、ミニポーチ、モニターにかける布。ということで何も買いませんでした——

嘘です。グッズ付き入場券(1,800円)も含めると11,373円使っちゃいました。右のぬいぐるみとメッセンジャーバッグが今回買ったやつ。「バッグで6,000円もすんのかよお! ぼったくりだろお!」って思っちゃったけど、メンズファッションはかなり珍しいので買わざるを得なかった。でぇじょうぶだ、3年使い倒せば元は取れる。


・——って感じで大満喫してきました。オタク心に刺さる良い展覧会でした。シナモロールを愛し、かつぬいぐるみを持っている人なら絶対に憧れるふわふわ空間。これはぜひ現地で味わってほしい。

・実は細かいキャラ設定やバックストーリーを知らなかったので、それを知れたのも良かった。シナモロールのこともっと好きになっちゃったな。来年はシナモロールカフェか、サンリオピューロランドに行きたい。やっぱり現地でしか摂取できない栄養素がある。今回の展覧会で実感しました。

・帰りにお婆ちゃん家に寄って、丸亀製麺でおうどん食べて、スマホを地面に落として画面がひび割れました。悲しい。そんな日もある。