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シャニマス間奏コンテスト

こんにちは、出オチです。

早速オチがついたので本題に入ろうと思うのですが、今シャニマスで過去一間奏がアツいです。

なんでかっていったらそりゃぁ 6th の自己紹介パートでして、間奏を良い感じにループしながら自己紹介をしていくの……。

100 点

シンプルに 100 点です。本当に素晴らしい。

そんな間奏ですが、この記事ではシャニマス楽曲の中で個人的な好きな間奏 3 選をお届けいたします。

早速見ていきましょう~。

①いつだって僕らは/ノクチル

作詞・作曲・編曲:秋浦智裕(onetrap)

(そういえば最近 youtube の音源にちゃんと日本語タイトルになったもの追加されましたね)

まずオタクってみんな 2B から 2 サビに行かずに間奏に行くの好きじゃん……、ってところもそうなんですけど……。

やっぱり 『MUSIC DAWN』 の景色が焼き付いておりまして……。

今でこそ「『我儘』に脳を焼かれている」などと言ったフレーズがはびこっている状況ですが、その前は少なからず 『MUSIC DAWN』 に囚われていた人も少なくなかったでしょう。(いや、なんかその後もちらほら色んな焼き方をしてきた気もするけど……)

ノクチルとしては初披露の場が無観客の音楽番組をコンセプトとしたこの『MUSIC DAWN』となりました。「誰も見ていないステージ」がこんなに機能することなってあるのかと、1週目 pSSR の思い出アピール演出を思い出させるような、間奏でセンターステージから花道へ走り出すノクチルの 4 人の姿が忘れられなくて……。

そのノクチルを花道からその先へ連れていく間奏のサウンドはもう純粋で希望にあふれて力強いギターソロが本当に眩しいんです。

変に魅せ付けるような細かい技術とかはなく、とにかくのびやかで真っ直ぐな、若さに溢れる「純」という概念そのものを体現したようなサウンドはあの花道を駆け抜けるあの頃のノクチルのそのものだったんだな、と今となっては改めて思わされます。

あとライブ会場で妙に響く二家本ベースくん本当に好き。

②グラデーション/アルストロメリア

作詞:鈴木静那 作曲:YUU for YOU、Giz’Mo (from Jam9) 編曲:YUU for YOU

いや~~、自分ポップス好きでして……。アルストがいっちゃん真面目にポップスやってはる。

ヨナ抜き軸で構成されるイントロや 1 サビから 2A の間までで流れる部分のレトロ感がたまらん。

この部分はキーでいえば F とその平行調の Dm で展開していくんですが、イントロ・間奏部分のオチとして Dm じゃなくてファが半音上がって D で終わるのが「次行くぞ~~~~~」感を出してくれて嬉しい。王道だけど、王道だから。

2 サビ後から D メロまで間奏もイントロと同じヨナ抜きのメロなんですが、高い方の D の音が頭に来ないで音としての印象は若干控えめな分アイドルのダンスパフォーマンスへフォーカスできる場面を作ってくれているのが嬉しい!!!!

でも、比較的動きが小さいメロではありつつもフレーズ後半でちゃんと上のレを叩いてメリハリはある。こう考えるとかな~りバランス感が調節された間奏だなと思ったりします(※個人の感想です)。

③Reflection/ノクチル

作詞:秋浦智裕 作曲:YUU for YOU、Ryosuke Matsuzaki 編曲:YUU for YOU

またノクチル、また"CANVAS"です。

ノクチルの "CANVAS" 盤ジャケットを飾る衣装「クリアベルトサーフェス」は色づいたノクチルの象徴として語られることが多く、実際そこはコミュの進みと合わせて避けて通れない言及かと思います。

ただ、もう一つ大切なこととして、青、そして水を司る(司る?)ノクチルが初めて雨そのものをモチーフにした衣装が「クリアベルトサーフェス」であり、それと同時にその衣装がジャケットを飾る盤のリード曲『Reflection』もまたノクチルの中で初めて雨の景色を描いた曲となりました。

まず印象的なのはこの曲の最初の一秒雷鳴のようなサウンドをきっかけにぽつぽつと降り始めるピアノのフレーズが続き、ピアノのメロディーの面影を残しつつも揺らぎながら降り注ぐギターのフレーズがイントロを支配します。

夏のむせ返るような湿度の雷雨の風景を描いたイントロですが、個人的にそれを踏まえた上で 1 サビから 2A までの間奏の解釈をしてみると、その差異に恐ろしさすら感じてしまいます。

(※個人の感想です※)

さて、イントロと 1 サビ後の間奏の主な違いは何でしょうか?
色々な観点があるかと思いますが、私はやはりギターのフレーズだと考えています。

先述の通り、イントロではピアノのメロディーの面影を残していたギターですが、この間奏ではそのピアノのメロディーの姿は一切なくゆっくりとうねるような動きをしています。

このサウンドが表そうとしている情景について、私は次のように解釈をしました。

まずこのイントロおよび間奏の「主体」はやはりメロディ―を強く印象付けるピアノだと考えます。

そうしたときギターのフレーズは、イントロでは雨越しに映っていた「もう一つの主体」に相当し、これをノクチルのそれぞれから見た他のメンバーだと考えましょう。

だいたいここまで書いたら勘のいい人は気づくと思うのですが、間奏ではその「もう一つの主体」が風にあおられてうねるように降り注ぐ雨によって見えなくなってしまうんです。

それぞれの道を歩んでいくノクチルが避けて通れない隔絶が、このイントロと間奏のギターのフレーズの違いによって表現されているのではないでしょうか?

そのうえでサビの終わりで

ずっと 離れないように手と手 繋いだままで

『Reflection』ノクチル

という力強いフレーズの残響までもが再度アウトロの豪雨のようなギターによって塗り替えられてしまう。

そんなのって……。そこまでするんですか……?

(個人の感想です)

とにもかくにも、『Reflection』は上述の通りシャニマスで最も「風景」が描かれている曲だという認識があります。

おわりに

終盤が都市伝説みたいになってしまいましたが、改めて 6th ライブをきっかけに間奏はこれまで以上に注目されるきっかけが与えられたように感じています。

なぜこんな表現なんだろう。なぜ楽しく感じるんだろう。なぜ好きなんだろう。

なんとなく流れてしまいがちな間奏に「なぜ」の気持ちを深掘りしてみてはいかがでしょうか。


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