こんにちは、蜷川です。

シャニマスのソロ曲、聴いていますか？

（執筆時点では）ライブ『我儘なまま』を控えている状況で、note の方でも #シャニマス我儘なnote連作 企画も動いています（私はにちか記事担当です（何を書けばいい？））

コミュに絡めた話はそれぞれのプロフェッショナルの方が記事を書いてくれているので、この記事では歌詞やコミュの背景にはガッツリと焦点を当てず、（とはいえ多少拾いながら）楽曲に参加されている人々を挙げていきます。

ソロ曲を単純に音楽としても楽しめると一粒でいくつかの味がするようにした方がお得だと思うので、この曲にこんな人がかかわっているのか～程度に参考にしてください。

芹沢あさひ『星をめざして』／Bass：二家本亮介さん

二家本亮介さんは結構アニメ・ゲーム、アイドル関連でベースを弾いている方です。

この動き、まさに芹沢あさひ

下地悠さんの歌詞や三好啓太さんの変拍子を盛り込む曲作りなどでも芹沢あさひがよく表現されているな～と思うのですが、ベースの動きがね……。これ芹沢あさひなんです……。

聴いてくださいよ……この 2 サビのベース……。

こんな楽しそうに動き回って……。

こんなのもうあさひじゃん……。

……二家本亮介さん、毎度ありがとうございます。（個人的にベースを続けるモチベーションになっています）

大崎甘奈『Sweet Memories』／作編曲：h-wonder さん

次に取り上げるのは甘奈ソロの作編曲をしている h-wonder さんです。

https://www.scoop.co.jp/creator/detail.php?cd=4

参加作品を見ていただければわかると思うのですが、参加作品に EXILE や倖田來未、BoA などのそうそうたる平成 J-POP アーティストの名が連なっています。

アニメゲームだとフライングドッグ関連のところで楽曲提供をしているところをよく見かけます。

なんといっても平成邦バラードど真ん中な楽曲

上記の通り h-wonder さんは平成の J-POP を最前線で見続けていた方です。その中でもやはりバラード方面ですごく素敵なアレンジをされてきた方が作られたのが『Sweet Memories』なんですね。

h-wonder さん作曲の容赦ない低音領域があるなど細かいところもありますが、『Sweet Memories』は懐かしいとまではいかないけれど、でもやっぱりどこか聴きなじんだ（ちょっと前の CM で流れてゐそうな）楽曲になっているかと思います。

それで言いたいこととしては……

甘奈の「 Memories = 過去（これから過去になるもの）」と平成邦バラードのマッチ度がすごすぎる！！！！！！！！！！！！

ということです。

色々なところで大崎甘奈、そしてアルストロメリアのコミュでよくテーマとして使われるのが過去・現在・未来になります。3 人それぞれの中でこの 3　要素の変化を感じることもできますが、個別で見ると（特に初期あたりまでは）甘奈 = 過去、千雪 = 現在、甜花 = 未来というテーマの割り振りがなされる傾向があるように感じます。

これを踏まえて、次の Team. Luna で甜花のソロ曲がチップチューンテイストで明日（未来）へと向かっていく曲だったので、（お、大崎姉妹の対比構造～～～～～～～）と無事絶頂を迎えるわけですね。

そのうえで、「過去」を担当する楽曲となったときに単純にレトロテイストにするのではなく、親しみやすくなお少し優しさを感じる平成邦バラードのエッセンスを持ってきたのは、令和という時代を強く感じました。

……令和も 5 年目（しかもちょうど折り返し）ってマジ？

誰ソ彼アイデンティティー／Piano：高尾奏之介さん

今回はピアノ演奏としてこの曲を作編曲している高尾奏之介（F.M.F.）さんにフォーカス。

声優のオタク界隈では有名かもしれませんが、元アース・スタードリームに所属していた高尾奏音さんの兄です。

兄妹そろって現在の活動を始めるまでは国内外のピアノコンクールで多数の賞を取っています。

二人ともピアノ界隈的には結構有名でしたが、兄の奏之介さんは国内最大級のピアノコンクールで、芸高・音高在籍の生徒や芸大・音大受験を控えた層がメインになる部門（高校 3 年生以下部門）に若干 10 歳（小学 4 年生）で出場し、その部門史上最年少での金賞受賞を成し遂げています。

↑ 奏之介さんはF級で金賞を取っていますが、その下の欄の Jr.G 級（国際的なピアニストを目指す高校 1 年生以下の部門）では、今では「かてぃん」の活動名でも有名な角野隼人さんが奏之介さんと同じく小学 4 年生にしてその部門で金賞を受賞しています。

それで、奏之介さんはそのままピアノの道に進むのかなと思っていたら高校入学後はピアノ側の活動が減っていき、何しているのかな～と思ったら小倉唯『ハイタッチ☆メモリー』の作曲で参加していて仰天したのもいい思い出です。

間奏のピアノソロからDメロにかけてのピアノを聴いて……

ということで、そんな高尾奏之介さんがピアノ演奏もしている『誰ソ彼アイデンティティー』（ちなみにアイマス初参戦）ですが、ジャズテイストな曲にえっちなベースくんと型を気にしないピアノさんが彩る曲になっています。

月並みなオススメになってしまいますが、2サビで「蜃気楼」というワードが出たあとの間奏から D メロにかけてのピアノがとても良いのでそこだけでも聴いて帰ってください……。

今回は以上 3 人の紹介で終わりにしようと思います（Sol は？）。

楽曲って思ったより多くの人が関わって初めてできるものなので、CD の歌詞カードの下の方にある演奏家・アレンジ担当情報や、さらに深いオタクになるなら歌詞カードの最後の方にあるレコーディング・ミキシング担当・スタジオの情報を調べて、そこを掘ってみるとまた面白い観方ができるかもしれません。

……とはいってもあまり難しいこと考えずにこの曲のここが好き！という気持ちが大切で、あくまで好き！と思える視点が増えるかもな～ぐらいの情報になるので、とらわれ過ぎて悪いオタクにならないように注意をしてください。

（宣伝）シャニマスの非公式ファン Discord サーバー SHINY CORD ではシャニマスのコミュ・グレフェス・ライブ情報について語ったり、シャニマスとは関係ないことを話していたりするサーバーです。

毎月「412に輝かせよう!!」というサーバー内企画がありまして、そこでは有志のプレゼンターが 412 秒で好きなことを話しています。（主催のふかぐんさん、毎度ありがとうございます）

私も第 9 回からプレゼンターで参加しているのですが、今回はその第 9 回の内容から派生したものになります。

次回である第 11 回でもまたクイズ形式でシャニマス楽曲に関する音楽小話をしようと思いますので、興味のある方はぜひのぞきに来てください。次回はかなり最近の曲について話する予定です。

それでは、また