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今日の短歌〜三谷幸喜の「オデッサ」観てきました〜

 舞台とはナマの闘い
      1時間45分の喋りっぱなし

 惚れ惚れと聞き入ってしまう
      3人の3つの言語の響き美し

三谷幸喜脚本の「オデッサ」の舞台を大阪まで観にいってきた。
出演は、柿澤勇人、宮澤エマ、迫田孝也。
「鎌倉殿の13人」にも出演していた3人。それだけでもウキウキなのに、その3人が、英語と鹿児島弁と標準語の3つ?の言語で喋りまくるって、考えただけでもワクワクしてくるではないか。
当日まで体調を整え、雪で電車が止まらないことを祈り、早朝からサンダーバードに乗って、やっとのことで観た舞台は、期待を上回る面白さだった。
英語ネイティブな宮澤エマと、鹿児島弁ネイティブな迫田孝也と、英語も鹿児島弁も喋れちゃう柿澤勇人がとにかく喋りまくる。日本の舞台で初登場という字幕もまた面白い。「そう来るんかーい」と突っ込みたくなるストーリーもいい。とにかくあっという間の1時間45分(休憩なし)だった。


言葉とはどんな言語も美しい
      ものと知らされる圧倒される



ちなみに座席はzz列。
チケットをセブンイレブンで貰って、この「zz」というアルファベットを見た時、悪い予感しかなかった。zzって…⁈
会場の「森ノ宮ピロティホール」をネットで見てみると、森ノ宮ピロティホールの列はA列から Z列まで。 Z Z列が無ーい!と目を凝らすと、な、な、なーんと、 Z列の後ろにあるではないか、 Z Z列が!
いかにも、「あー、アルファベット足りんやん、しゃーない、この列は Z Zでいこか!」
と付け足したみたいな列である。
まあ、A列から Z列までの後にA A列から始まる列が続くよりは良いか…。

でも、一番後ろの列であることは間違いない。いくら小ぶりなホールでも舞台は遠いだろう。ということで、100均でオペラグラスを購入した。100円のものと200円のものがあったので、奮発して200円のを購入。
お陰で、何とか出演者の表情を見分けることができた。

設定が何故1999年
    なのかはついにわからず終わる

「オデッサ」の舞台はアメリカのテキサス州「オデッサ」。時は1999年と最初のアナウンスで流れた。でも、なんで1999年なのかはわからずに終わった。携帯の性能がその頃の物じゃないと都合が悪いのかもしれない。

舞台の後、まだ電車の時間まで間があったので大阪城で梅でも見ようかと思い、歩いて大阪城公園に向かう。
しかし、そのあと、軽い気持ちで大阪城公園にいったことを後悔した。なぜなら!

大阪城公園は広い!!

歩いても歩いても梅林に着かない。
さすが秀吉である。
あっぱれ!

なんて思う余裕もなくなってきて、道もわからなくなり、公園内を走るバスの停留所の公園内案内板の前で途方に暮れていると、そこでバイトしている風のインド人っぽいお兄さんが「何かお困りですかー?」と声をかけてきた。
いやいやわたしゃ日本人。流石にあなたに助けてもらわなくても地図は読めます、と強がりたかったが一応
「梅林に行きたいんですけど…」
と言ってみた。
お兄さんは慣れた様子で、
「ああ、梅林ならこう行ってこう行って…」と教えてくれた。
すごい!
インドの人(勝手にそう思ってるだけ)よありがとう!
さっきの言葉は取り消します。ごめんなさい。
教えてもらったお陰で道はわかったが、そのあとの道のりも遠くてほんとに大変だった。
広すぎるぞ、大阪城!

やっと辿り着いた梅林の梅は5分咲きくらいだった。
綺麗だった。

2月10日 良い香りでした


日帰りだったので、夕方には大阪駅へ。お土産は「551の肉まん」と「りんご」という店のアップルパイ、そして大好きな「八天堂のクリームパン」と決めていた。
まずは息子のお嫁ちゃん推薦のアップルパイ。三連休だからか行列で15分くらい並ぶ。無事にゲット。美味しそう!
次に駅構内の551の店へ。ここでも15分くらい並んだ。駅で売ってる肉まんはチルドのみ。4個入りの箱しかない。とりあえず4個入りを二箱と、欲張ってシュウマイも2パック買った。…買ってから後悔した。

重い!!
ずっしりと重い!

アップルパイが潰れないように気をつけながら肉まんの袋を持つのは至難の業だ。

でも私は負けない!

さあ、最後は八天堂のクリームパン!
八天堂のクリームパンは息子が大阪の大学に行ってた頃に帰省するたび買ってきてくれて大ファンになった。本店は広島にあるらしいが大阪駅に出店しているのだ。

クリームパン、クリームパン!

しかしいくら歩いても八天堂の店に辿り着けない。先ほどの大阪城の一件でもわかるように自他共に認める方向音痴の私は、行く前から大阪駅の構内の地図を調べ万全を期したはずであった。…が、Googleマップを見ても、地図を見ても案内板を見ても、
わからない。
歩いても歩いても、Googleマップは「あと6分」。どちらに向かってるのかも
わからない!
しかも大阪城で歩きすぎて足が限界、さっき買った肉まんとシューマイが手に食い込んでくる。

もうダメだ。

ああ八天堂のクリームパン(涙)。
食べたかった。

大阪駅は我には迷宮
八天堂のクリームパンついに買えずに終わる


疲れたのでカフェに入って抹茶あずきラテなるものを飲む。甘くておいしい。
どこかで夕飯を食べようかとも思ったが、一度座ったら疲れがどっと出てきてもう歩きたくない。
早々にサンダーバードの止まる11番線の待合室へ向かった。夕飯は待合室の横のコンビニでおにぎりを買った。我ながらしょぼい夕食だ。

大阪駅北陸線の待合室のふるさと訛りにホッとしている

こうして無事にサンダーバードに乗り込み、私の大阪の1日は終わりを告げたのであった。

長い話をお読みくださった方、ありがとうございました。

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