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海外ドラマ2(アリサ ヒューマノイド)

こんばんは。

結構SFモノとか好きです。元々は小さい頃に見たスターウォーズだとか、ちょいちょいやってたロックマンシリーズだとかワクワクする設定のものが好きだったのが今でも続いている感じです。ロボットアニメとかの設定見たりするのとか意外と楽しかったりしてます。

さて、今回はNetflixオリジナルドラマでSF、アンドロイド系のドラマがあったので見てみました。タイトルの通りアリサというヒューマノイド(見た目人間のロボット)のお話です。なんの気なしに見てたら全然知らん言語が流れ出して何かと思ったらロシア語でした。おそロシアのドラマです。ロシア語はスパスィーバとハラショーとマトリョーシカとボルシチとピロシキしか知りません。おはようもなんて言ってんのかさっぱりでした。あと英語版のタイトルはBETTER THAN USなんですが、これはUS(アメリカ)より上というそういった意味もあるのかどうなのか妄想が膨らみますな。

そんなドラマでしたが、なかなか面白かったです。設定としてはヒューマノイドが当たり前にいる世界です。ヒューマノイドは見た目がちゃんと人間のものだったり、二足歩行だけどロボットむき出しだったり様々です。色んな仕事などのサポートをしてくれるような存在ですが、そこまで高度なことはできないような感じでした。またこういうドラマによくあるやつですが、ロボットは人を傷つけたりしてはいけないという原則があります。

このロシアには巨大企業であるクロノス社がロボットは事業で独占しているような状態で、最新のものはクロノスが扱うような形になっています。社長のヴィクトルは中国から最新のヒューマノイド(アリサ)を購入して社長室に運ばれたことから話が始まります。まあお察しかと思いますがこのアリサは人を殺せます。なんなら会社で初っ端から殺して逃げちゃいました。しかしヴィクトルはそれを隠蔽することに決定、検視官である主人公のゲオルギーに嘘の報告書を書かせることとアリサの追跡を始めます。

死体がゲオルギーの元に運び込まれた時に輸送車にアリサが乗っていて、たまたま居合わせた娘のソーニャが第1ユーザーとなります。その後ゲオルギーとその息子エゴールを勝手に第2、第3ユーザーとし、家族と見なすようになります。なおアリサにはとある使命があって、家族を守ることを最優先します。そのためには人を傷つけることも厭わず、ウソもつけます。

このドラマでは、ゲオルギーの家族は崩壊の危機を迎えており(元嫁が子供を海外旅行と称してオーストラリアに連れていき実質的に親権を奪おうとしてる)、家族の関係性がよく描かれていると思いました。アリサは家族としてゲオルギーと子供が一緒にいれるようにしてみたり、元嫁は親権を奪うため色々画策してみたり、ソーニャはアリサにめちゃくちゃ懐いちゃったりしてます。なお息子エゴールは反ロボット組織のメンバーの女の子に惚れちゃったりそのせいで捕まっちゃったりとまあ色々あります。ストーリーが進むにつれ、段々と家族の仲も変化していってなんやかんや改善していくような話です。殺人を隠蔽しつつ儲けたいヴィクトルと子供を守りたいゲオルギーと家族を守るアリサと殺人を追いかける警察と、反ロボット団体それぞれの思惑が絡み合います。

あと一貫してアリサは人間じゃないから家族じゃないスタンスのゲオルギーと家族として家族を守るアリサのどっちの方が人間っぽいやらみたいな感じもなんか好きです。アリサは嘘もつけるし空気も読める、人も殺せるとか最早それはロボットなのか、みたいな。

ストーリーも良かったですし、主人公のアリサ役の人がホントにロボットっぽいというか、ホントに生きてんの?と思うくらいにロボットでした(褒めてる)。瞬きしないし眉ひとつ動かさないし。最終話のエンディングでキャストが踊ってるの見て、あ、この人ちゃんと生きてるんだと思いました。

ちょっとツッコミどころとかもありますが全体的によくできたドラマだなと思います。ヒューマノイドとかあるのに車は鍵刺すタイプだったり、主要人物にエゴールとイゴール、アリサとラリサとか似たような名前の人が多かったり。見ててえげつない描写もなかったので安心して楽しめます。Netflixオリジナルなので、契約してる方は見てください。2020年7月現在シーズン1までなので比較的気軽に見れます。契約してない方も良ければこの機会に(マーケティング)。

ではまた。


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