radiohead the kid a theory

レディオヘッドのアルバムキッドÅをライブで演奏したものです
これまでロックバンドとして順調にキャリアを重ねてきた彼らが
一大転機を迫られたような音楽性の違いに最初聴いて驚きました
今こういうアルバムを作っているというのは逐一雑誌で報道され
ハードディスクレコーディングというものが導入されたというのが
一番大きなトピックのようでした
新しいタイプの機材を使って作品を作ることが出来るというのは
諸手を上げて歓迎されそうなものですが…このときに感じた
それまでは有効だったギターロックとしての可能性、大規模な
スタジアム級のものの存続など…危機感がひしひしと伝わる内容で
結果的にテクノポップやエレポップなどを先祖返りを起こしたような
ものになってます
ここで感じた危機感を予測してみるのですけど、従来のような
大がかりなスタジオや機材を使わなくても個人的に良いものを
作ることが出来るようになった反面というものと推測します
何でも出来るという表現としての枠の拡大は逆にその枠を
小さくしてしまうという感想です
しかしながらCDを再生してすぐに「これだ!」と直感的に感じた
ことが出来たのは後にも先にもここだけのような気もしています

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