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NFTの民主化とトークングラフの時代

※本記事は2023年2月22日に行われたウラカタLTでの難波氏の登壇内容をまとめた記事です。その他の登壇内容は下記にまとめていきますのでぜひご覧ください。

■本記事の登壇者
株式会社POST URBAN Founder / CEO
難波 啓司氏

かんたんな自己紹介

現在自分は26歳なのですが、18歳からエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。エンジニアの仕事と並行でデザインの仕事も5年位する中で、デザインから開発まで一通り自分でできるようになり、自分の作りたいものを作ろう!と考え2019年にPOST URBANを創業しました。

2020年にweb3事業を開始し、独自のNFT Marketplaceの開発サポートなどを行ってきました。現在、自社の新規事業「DOMCITY」を開発中で、2022年11月にClosed Betaリリースしております。

DOMCITYとは?

ノーコードで誰でもかんたんにNFTの販売サイトが作れるよ、というサービスです。NFT版のBASE、Shopifyと捉えていただくとイメージしやすいかと思います。

ポジションとして整理するとこちらのイメージになります。

Web2.0時代からECの業界にMarket Place型とOwned Store型というビジネスモデルがありました。

一つのプラットフォームですべて完結するAmazonや楽天のようなMarket Place型はNFT文脈ではOpenseaやRaribleとなります。対して、Owned Store型は自分でデザインした独立したサイト上で完結するモデルであり、Web2.0文脈ではBASEやShopifyにあたりますが、DOMCITYはNFTにおけるOwned Store型のサービスと捉えていただければと思います。

なぜこのようなサービスを作ろうと思ったか?

現状のNFT業界がどんな形になっているかを見てみると、大きく2つに別れます。

企業などが行う大きめのプロジェクトの場合は、ギャラリーサイトを作成して販売するケースが多いです。

このようなサイトはそのプロジェクトで販売しているNFTを一覧で見ることができる形式になっており、サイト上での直接販売はできないので各Market placeへの導線をボタンとして置いて誘導をしています。

こういったギャラリーサイトだけでなく、プロジェクトによってはLPを作成したり、独自コントラクトでNFTを作ろうと思うとコントラクト自体の実装も必要になり、やることが多くなります。

結果として、大きめのNFTプロジェクトを一つ作ろうと思うと、だいたい数百万、高いものだと一千万を超えるくらいの費用が掛かってしまうのでまだまだハードルが高くなってしまっている現状があります。

他方で、もう少しミニマムな形でNFTに関わっている方もいます、例を上げると個人のアーティストさんなどです。

個人なので自分でサイトを作ったりは大変なので、基本的にはTwitterで広報活動をして、各Market Placeに誘導して買ってもらうという方法ほぼ一択になってます。

この形式の課題としては、Twitterの特性上情報がストックされないためブランディング限界があることや、Twitterマーケティングの難しさなどが挙がっています。Openseaなどはすでに非常に巨大なプラットフォームになっており無数のNFTが販売されているので、Opensea内での他のNFTを買ったユーザーが流れてくるなどはほぼ期待できないため、広報的に厳しい状況になっています。

しっかりプロジェクトをやろうとするとコストが掛かりすぎる、個人がSmall Scaleで戦おうとしてもTwitterだけだと難しい、という状況に対して、DOMCITYは「誰でもかんたんに自身のNFT Storeが持てますよ」というソリューションをご提供している形となります。

このプロダクトを通してやりたいことは

「NFTの民主化」です。NFTのハードルはまだまだ高いので、それをなるべくゼロにするというところを目指しています。

大きなプロジェクトのコスト面もそうですし、NFT業界はまだまだ人手が足りないので、リソースがない中でもNFTにチャレンジできる世界を作りたいという想いでこのプロジェクトをやっています。

今後のNFTは

私たちはトークングラフと言われるような時代に突入すると考えています。

Web2.0時代には多くのSNSで「人」を軸としてつながっていく「ソーシャルグラフ」というモデルが採用されていました。例えばFacebookの「共通の友人」などがわかり易い例です。AさんとBさんがつながっていて、BさんとCさんがつながっている場合、AさんとCさんも知り合いであったり、同じコミュニティに属している可能性が高いよね、という考え方が基になっており人軸で人同士がつながっていくモデルです。

これと同じようにWeb3時代には「トークン」を軸につながっていくという世界が来るのではないか、ということです。

実はこのトークンベースの関係はすでにでき始めていると感じています。
NFTは一度購入して終わりではなく二次販売、3次販売することが一般的ですが、過去にどんな人が持っていたかなどがすべてブロックチェーン上に公開情報として記録されています。なので、もの(トークン)をベースに同じような趣味嗜好の人を集めることができます。

わかりやすい例では特定の会員証トークンを持っている人だけをコミュニティに招待したり、似たNFTをプロモーションするといった形の取り組みがすでに多数行われています。

このようなトークンをベースとしたマイクロかつクローズドなコミュニティが同時多発的に発生してくるのがトークングラフの時代ナノではないかなぁと思っています。

こういうトークングラフの時代の訪れに期待しつつ、まだまだ高いNFTのハードルを少しでも下げて民主化していければと思い、今のサービスをやってます。

以上です。ご静聴ありがとうございました。


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