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北海道にヒノキは生えている?生えていない?

タイトルのまんまです。北海道にはないのですよ。(寂しいなぁ〜)
ですが杉は生えてるんですね、どうやら道南には育つみたいです。
"北限"はこれまた空知地方の美唄市!

暇なときに調べ物したのですが
日本では利用に長年の歴史を持つ杉やヒノキは地域によって名産の名前がつけられブランド化されるみたいですね。

北海道であれば"道南杉"といった感じ...

ワタシは大学のゼミ研修で台湾に滞在したことがあり
玉山/阿里山のタイワンヒノキ林へ行ったことがございます。

茶郷と阿里山森林鉄道(日本帝国が木材搬出用に敷設した鉄道)で有名なところですね。※画像中の並んだ木々がタイワンヒノキ

沖縄より南の台湾なんで平気で標高2000m超えの山上にタイワンヒノキ林が存在します。
南はあったかいので山上涼しさがないと育たないんですよ〜

かの有名な戦艦武蔵の甲板木材にも台湾檜が!!!!

屋久島の屋久杉と同じく南方の杉/檜は木材油分(芳香成分)がとても多く
本州産の杉/檜よりも水をはじくのでチーク材の代用として用いられました!


と、タイトルからそれて地方ブランドの檜について語りましたが

本題!北海道にはヒノキはないの で・す・が

私にとって思い当たるヒノキ、いわゆる道産子にとってのヒノキがあるんです。檜ではないけどヒノキがあるんです!

クロべ属ニオイヒバ(Thuja occidentalis)実物

ニオイヒバ(ヒノキ科クロベ属)と呼ばれる園芸樹木です!

こいつは種を付ける時期の葉っぱに触るとすんごい芳香臭がつくんですよ!
本州の方々がご存知のヒノキとは程遠いヒノキ臭で、ドギツい香水のようなニオイがするんです!笑

こいつは園芸品種で地面まで枝葉に覆われるので普通のヒノキとはまた
大きく違った姿をしていますね(笑)
こいつをよく見るところはやはり大きめの公園学校施設の防風樹として
並んで整備されてるのをよく見かけますね!北海道の方どうでしょう⁉︎

葉っぱだけみるとまさに瓜二つ!
細かい部分でやっと違いがみえてくる

こいつニオイヒバは葉っぱをむしり取って蒸留すれば香水が生成できるそうですね!
芳香成分が多いせいか結構な量を蒸留器で得られるみたいです!
私も蒸留器買って作ってみようかと思います!笑

⤴︎⤴︎3年後実現しました!⤴︎⤴︎

私大学の研究室でいろんなタネを発芽させて苗木作る趣味がありまして
大学周りのニオイヒバのタネ200粒ほどプリン容器に蒔いて
実生苗を作ってた時期があります(笑)  ↑↑育てるのかわいいですよね


すごいですよね…
私は知ってたんですが200粒蒔いてたった5本しか発芽しませんでした!笑

※植物は1本の植物から成る種の数/大きさと発芽率は比例するんです。 
種が小さくたくさん着ける植物は一粒あたり発芽率が異様に低いのです。


と!今日はニオイヒバについて久々に学術的な話でした!!

お勉強になったでしょうか!笑

ちなみにのちなみになんですがこいつニオイヒバは園芸品種なので
もちろん自然の山には生えていません!!!(ちょい貴重なんです)

そしてこいつの木材も葉っぱほどではありませんがヒバ臭がします!
なので木工作品に使いたい私がいるので
「捨てたい丸太出せるよ〜〜〜」といった方いらっしゃいましたらば

是非ともご連絡をっ!!笑

若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。