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自分では自覚がないのに「仕事が遅い」と評価されてるデザイナーは君かもしれない

自分は一生懸命仕事しているので、社内では新しい仕事をたくさんもらえる人間だ。
「これもお願いできる?」「あの仕事どうなった?」と上司に言われるくらい回りきらぬ量の仕事を抱えることもあるけど、周りの同僚よりも早く仕事をこなしている自信がある。
それ以上の仕事をいつも余裕そうにこなしている先輩がいるけど、いつか追い抜いてやる——。

こう思って仕事をしているデザイナーがいたら、自分では自覚がないのに「仕事が遅い」と上司からは評価されているかもしれない。

「自分では自覚がないのに仕事が遅い人」とは一体どんな人だろう?




君はどう?隠れ仕事が遅い人診断


  • 上司や同僚に「あの仕事いつ終わる?」「この仕事リマインドね」と言われることが多い

  • 実際1時間もかからず終わる仕事だが、提出は翌日やそれ以上先送りすることが多い

  • 指示された納期は守るが、指示日よりも早く提出することは少ない

  • やってみると自分の予想より時間がかかる仕事が多い

  • 何かしら毎回修正の差し戻しを受ける

  • 細かい作業的な仕事の依頼が多い

  • 「Webディレクターや営業をやってみないか?」と打診されたことがある


デザイナー配属3年目以下の人は3つ、3年目以上人は2つ以上当てはまったら残念ながら「隠れ仕事が遅い人」である可能性が高い。


どうしてそうなる?

「冒頭の人物像」や「隠れ仕事が遅い人診断」の内容を少し解説しよう。


😢 空気を察するための経験値不足

「これもお願いできる?」「あの仕事どうなった?」と上司に言われる

上司や同僚に「あの仕事いつ終わる?」「この仕事リマインドね」と言われることが多い

実際1時間もかからず終わる仕事だが、提出は翌日やそれ以上先送りすることが多い

指示された納期は守るが、指示日よりも早く提出することは少ない

「あれいつ終わる?」「リマインドしとくよ」と言われた時点で、それはもう遅いと思われている。
それが指示された納期よりも前であったとしてもだ。
むしろ言ってくれるだけ有り難く、ほとんどの上司は無言で「仕事が遅い奴」という評価を下すだろう。

以前よりパワハラやモラハラの感度が高くなった今の時代、安易に残業や業務過多を暗に促すような指示を出すのははばかられる。

それ故に指示者は自身の感覚より少し多めに納期を設定して依頼をする。
でもそこには「本来ならもっと早く終わるよね」という期待値が込められてる。

こんなコミュニケーションはめんどくさいと思ってしまうが、それを引き起こしたのはなんでもパワハラ、モラハラ、○○ハラと言ってしまう文化形成が原因で、そりゃ指示する方だって面倒な世の中だと思ってやっていることは多い。

という背景があるので、仕事を受けるデザイナー側が「依頼に対して納期に余裕があるな」と思ったら、そこには忖度があると指示者の意図を察して、なるべく早めに提出してあげるとグッドなのだ


😞 タスク管理力とデザイン制作力のスキル不足

回りきらぬ量の仕事を抱えることもある

周りの同僚よりも早く仕事をこなしている自信がある

やってみると自分の予想より時間がかかる仕事が多い

何かしら毎回修正の差し戻しを受ける

これは単純にタスク管理力とデザイン制作力のスキル不足
特に「自分の予想より実作業に時間が掛かってしまう」タイプの人は自信過剰か周りのプレッシャーで正しい工数予想ができていないので、スキル以前に意識を改める必要がありそう
「周りより仕事が早い自信がある」タイプも然りだね。


😭 デザイナーとしての素質に疑問符

細かい作業的な仕事の依頼が多い

「Webディレクターや営業をやってみないか?」と打診されたことがある

これはデザイナーとしての素質に疑問符を投げかけられているケース。

新人時代ならまだしも、入社3年目を過ぎても細かな作業的な依頼が多いのならば、デザイン制作力が上達しないので主とした仕事を任せられない状況である可能性を疑おう。
読書やデザイントレースといった自己学習(=インプット)はしてる?
業務のデザイン対応(=アウトプット)しかしてないならば可能性は高いぞ。

「Webディレクターや営業をやってみないか?」と言われた人は、本当に才能を見出されているケースもあるけど、ほとんどの場合は人員不足の部署への補充要員といった、「あなたはデザイナーじゃなくてもいいよね」と暗に思われている可能性を疑おう。
大概はスキルアップを名目にした部署異動と説明されるが、実際のところは左遷に近いかも。
本当にデザイナーとして優れたスキルを持ち合わせていたら、他の部署へ引き渡そうなんて上司は思わないからね。

異動後は多くの場合、スケジュール管理やメール対応といった雑務対応を任されることが多く、素質あるWebディレや営業は別にいるので、自己学習(=インプット)の習慣やキャリアアップの意欲がないのであれば異動先でも成長できず、また長い間雑務をこなす毎日が待っている。

もちろん、これがアートディレクターに推薦されたのであれば話は真逆で、デザイン力を評価されていると受け取って手放しで喜んでOKだよ。


対策は?

ここまで長くなったので、対策についてはまた別の記事にしていくよ!
デザイナーに役立つ書籍や記事は下にまとめておくね。

それではグッドデザイニング!🦉


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