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鉄血のオルフェンズ25話まで見たから感想戦でソーシャルタイプ診断してみた

プロ雑用です!
鉄血のオルフェンズがアマプラ会員無料配信になって、ようやく2クール分25話まで見終わりました。今日は前半25話を見た感想と、キャラクターのソーシャルタイプ分類を通して、後半25話で次第に追い詰められ最終話で全滅につながった理由を考えてみようと思います。

主要キャラクターのソーシャルタイプ

ソーシャルタイプ理論というのは、ビジネスで使われることの多いコミュニケーション理論です。その人の言動、行動、考え方、特徴などから大きく4つのタイプに分類します。詳しくはこちらをご参照ください。

誰がどのタイプかを考えてみた

全員やってると時間も文字数も足らないので、物語に大きな影響を与えている主要人物に絞って考えてみました。

【オルガ・イツカ】

鉄華団のリーダー的存在。リーダーシップに優れ、少年たちからの信頼が厚く、本人もそれに応えようと努力している。特に三日月とは幼少の頃から一緒で、兄弟以上の信頼関係を築いている。少年たちが虐げられることなく暮らせるようになるため、CGSへのクーデターを経て鉄華団を立ち上げた。

公式サイトより

鉄華団のリーダー(的存在であってリーダーではないらしい)として、チームを引っ張っていく人物で、劇中の言動や行動から見るに、あきらかにドライバータイプでしょうね。

【三日月・オーガス】

鉄華団に所属する少年。おおらかな性格で、あまり細かいことを気にしないが、仲間のためならばいかなる犠牲も厭わない。 鉄華団の中でも機動兵器の操縦技術に長け、ガンダム・バルバトスのパイロットを任せられる。

公式サイトより

オルガともに主人公の一人ですが、表情や言動に感情がほとんど乗らないため、タイプが一見わかりにくいです。ですが、基本的にチームプレイよりも独断専行型で、やるべきことを決めたらそれに向かって一直線、ということで彼もドライバーと考えられます。

【ビスケット・グリフォン】

オルガを支える参謀的なポジションの少年。読書が趣味で穏やかな性格。祖母と年の離れた双子の妹の生活費を稼ぐためにCGSに志願、入隊した。就学経験が有り、少年たちの中では珍しく読み書きが出来る。

公式サイトより

彼は人当たりの良さや流されやすい面、すこし控えめな発言からみるとエミアブルですが、オルガが立てた目標に対して具体的な作戦提案などを随所で行っていることからもアナリティカルに寄ったエミアブルと考えられます。

そのほか、昭弘もドライバー、ユージンシノエクスプレッシブ(ただしユージンはドライバーに寄っている)ですね。鉄華団には、前半25話の時点では、分析型のアナリティカルが居ないことがわかります。
※メリビットがアナリティカルと思われますが、25話まででは鉄華団の作戦指揮や運営には関わっていないので除外しています。

【マクギリス・ファリド】

若くして有能なギャラルホルンの特務三佐。監査のため火星本部へと訪れる。パイロットとしても優秀で、シュヴァルベ・グレイズを保有する。

公式サイトより

ギャラルホルン(連邦軍的なやつ)を牛耳るセブンスターのひとつ、ファリド家の人間として、すかした感じで登場し、髪の毛をいつもくるくるしている人。ついでに趣味で仮面を被って別名で登場もする(すぐばれる)。ギャラルホルンの古い体質を変革しようと企んでいる。
後半いろいろやらかしちゃうのだが、前半に致命的なやらかし(後述)をしてしまう、頭いいのに残念なイケメン。で、この人もその言動や行動は独断専行で、あきらかにドライバーですね…

【ガエリオ・ボードウィン】

ギャラルホルンの特務三佐。護衛のためマクギリスに同伴する。優秀なパイロットで、専用にカスタマイズされたシュヴァルベ・グレイズを持つ。

公式サイトより

マクギリスの幼なじみで親友。同じくセブンスターのひとつ、ボードウィン家の跡取りで、やはりギャラルホルンの古い体質に嫌気を覚えているが、それほど大それた野望は持っていない。残念イケメン2、だが18話あたり(アインとよく会話するようになった頃)から、情熱家の一面が出てきて、前半最後のほうは割と好感度が上がってた、なんか憎めないいいやつ。
彼はドライバーっぽいのだけど、割と目立ちたがりな一面がエクスプレッシブだと思いますね。

タイプで見る後半戦につながる前半の失敗

前半25話までに、鉄華団、マクギリスそれぞれが、後半につよい影響を及ぼしていると思われる失敗・失策がありました。それが、なぜ失敗だったのかを考えてみたいと思います。

※ここからネタバレ含みますので未見の方はご注意を。

鉄華団の失敗

これは、21話のハイライトシーンでもある、ビスケットの死亡でしょう。先ほど、25話時点でアナリティカル不在と書きました。ビスケットも主タイプはエミアブルで、アナリティカルに寄っている、ということでしたが、ほかのメンバーがドライバーとエクスプレッシブしかいないため、実質彼一人で2タイプ担っていたわけですね。その彼が、死んでしまった…
19〜20話でオルガとちょっとした衝突をした後、なし崩し的に和解(ここら辺がエミアブル)したこともそうだし、オルガの乗るモビルワーカーを彼に操縦させていたのも失敗でした。

後半のオルガの迷走っぷりはビスケットがいればある程度抑えられたはずと考えられます。特に後半はメンバーも増え、その中にはアナリティカルタイプも少なからず見られます。しかし、その意見に耳を傾けることのなかった中心メンバーは結局、アナリティカルタイプに手ひどく裏切られました。
これは、鉄華団が、チームビルディング理論(タックマンモデル)で言うところの「混乱期」を乗り越えられなかったということを示しています。

彼らの境遇(大人に虐げられてきた)を考えれば、外部からきた新参者の大人を信じられないのは仕方ないことでしたが、それにしても後半までビスケットが生きていれば、そして数少ないアナリティカルタイプであるチャドやヤマギがビスケットのサポートとして動いていれば、結果は大きく変わっていたかもしれません。

マクギリスの失敗

彼の失敗は、ドライバータイプのよくある失敗そのものです。同じドライバーでも鉄華団の面々がチームとしてまとまりを見せていたのに対し、彼は他人を拒絶して一人ですべてやろうとしたことです。重要な局面を人に任せることができず、一切をすべて自分で行いその結果も自分で受け止める。

目標達成欲が強すぎてドライバーの孤独相がそのまま出てしまっているのが彼の失敗でしょう。もう一人の幼なじみカルタ・イシューの死はともかく、その死を看取ったガエリオの前に、のこのこと現れて正体を明かしたのは失敗でしたね。仮にも友人だった彼への手向けだったのかもしれませんが、そこは割り切って他人に任せなよ…と思いました。

ここで私兵団などを持っていて、そいつらにガエリオの始末を任せれば…そういう面でも、後半おいしいところを全部持っていってしまうラスタルさんと比較しても器が小さいんだな…

そう意味では自分に忠誠を誓う兵を持っていたカルタ・イシューの方がチーム作りの面では見習うこともあっただろうにと思うわけです。後半でてくる忠実な部下・石動さんもわりとポンコツだしな…

ガエリオとカルタを取り込んで仲間に引き込んどけば、それをしなくても少なくともガエリオの始末を自分でやらなければ、結果は違っただろうなと。
ドライバーの自信過剰さと独善性が出過ぎた結果、野望は潰えるわけです。

ということで今日はアマプラ会員無料配信中の機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズの前半25話までの感想でした!(感想だったか?

それじゃ、また👋

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