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サガール湖、ジャイプールのあまりメジャーではない観光スポット


サガール湖に至る道

アンベール城の少し北に位置するAnokhi美術館については以前別で書きましたが、その周辺をGoogleマップで何気なく見ていますと、何やらその先の湖まで歩けそうです。というわけでこれまで訪れたことはありませんでしたが、サガール湖まで行ってきました。

Sagar Lakeなる場所にカメラマークが…

ジャイプール観光でアンベールの方まで足を伸ばしても、アンベール城を歩き回ったらクタクタに疲れ果て市街地に帰るのが通常かと思われます。なにしろアンベール城とんでもない広さで、高低差もあり、実際私も初めてジャイプールを訪れ観光した際などは半日歩き回り写真を撮りまくったら、もうお腹いっぱい、観光はいいので市街地に戻ってご飯食べようという気持ちになったことを覚えています。

なのでAnokhi美術館、ましてその先の山の上にある湖まで訪れる方は希少かもしれません。今回アンベール城はスキップし、Anokhi美術館を見終わった後余力があったので行こうという気が起きたのでした。

サガール湖に至る道は単純でAnokhi美術館を背にして右手にある門をくぐって道なりに山上まで登るのみ。一応舗装はされているので車やオートでも来れそうです。

こんな感じの道を登っていきます

この辺まで来るとすでに観光客の姿はなく、地元の少年や若者らが何人かいて声をかけられたりしました。地元民の憩いの場所、あるいは遊び場といった雰囲気です。

途中で遭遇した少年たち、インドの少年たちは被写体になるのが好き

15分ほど歩くと湖をぐるりと囲む城壁の手前の広場に至ります。そこにはあまり街中では見ない類の白くて尾の長い猿の姿が。あまり気性が荒い感じはしませんが、数が多いので少しビビります。

城壁にたむろするサルたち
割と近くまで行っても逃げません

サガール湖の風景

城壁に登るとようやく湖面が見えます。地図上だと大きな湖のようですが、実際は(時期によるのかもしれませんが)水は手前部分のみで奥の方は干上がっていました。湖の中心部分にはちょっとした小山と建造物、その右奥には緑地が広がり、牛たちが長閑に草を食べております。首に下げたカウベルの音色が何とも眠気を誘うまさに牧歌的風景。牛たちも野生というわけではなくここらに住む家族が飼っているんでしょう。ジャイプール市街でゴミを漁っている牛に比べればだいぶ恵まれた牛たちと言えます。

緑地には牛たちの姿が
別の角度から、水浴びしてます

湖の回りは城壁が取り囲んでおり、ぐるりと歩くことも可能。ヒンズー教寺院や東屋のような建造物のほか、住居もありますのでここらで暮らしている方もいるようです。一周ぐるりとあるいて30分ほどでしょうか。日を遮るところがところどころしかありませんので炎天下はご注意を。また道は結構荒れてます。途中で散歩する牛とすれちがったりなどしました。

どこかへ向かって歩いてゆく牛

山上のビューポイントへ

湖の東側、GoogleマップではWatch Towerと表記されているところに、かつての見張り塔がそびえたっています。往時はアンベール城を守る城壁の要所にあり外部からの敵の侵入に目を光らせていたのでしょう。現在はアンベール市街を一望できる絶好のビューポイントになっているようです。
山の上にあるのでAnokhi美術館からもその姿を認めることができます。

右手の山上にあるのがWatch Tower

せっかく来たので是非山上まで到達して絶景を拝みたいところですが、そこに至る階段は荒れ果てており、しかも段差が大きいので中々注意が必要、子どもやお年寄りには厳しそうです。しかも傾斜も急なんですよね。私も少し躊躇しましたが、完全自己責任という覚悟で登りました。

正面に見えているのがWatch Towerに至る階段、荒れてます

息切れ&汗だくになりながら頂上まで到達すると、尾根に遮られて見えなかったアンベール城の全景と城下町の家々が一望できる、なるほど確かに素晴らしいビューポイントでした。

Watch Towerからの景色
右手にはアンベール城の全景が

遮るもののないこの辺でも一番標高の高いポイントなので、非常にいい景色、風が強いので気持ちがいいです。遠くクラクションや街の喧騒が聞こえてきます。動きやすい服装と靴、足元にかかなり注意が必要ですが、あまり観光客もおらず素敵な観光スポットでした!
ちなみに階段は下りの方がより恐ろしいのでくれぐれもご注意ください!

階段めちゃくちゃ急です、怖いって

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