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4/11 解離性障害のリアルな1日

※解離性障害の症状は人それぞれです。この記事は、あくまでも私の場合なのでご了承ください。

今回は、今日実際に起こった「解離性障害」をもつ私のリアルで不思議な1日をお話ししたいと思います。

朝は8:30頃目が覚めました。いつも通り朝食を食べ、いつも通り歯を磨く。その時、ふと意識がもやもやしていくのを感じました。このもやもやは倒れる合図!と思った私は、ベットに急いで横になりました。

次に意識が戻ったのは、16:00です。この間、寝ていたわけではありません。目は時々開きました。意識も全くなかったわけではなく、「身体…動かん。トイレ…行きたい。病院…電話しなきゃ」みたいな、もやもやした感じでした。「あ。身体動いたかも」と思っても、それは幻で、身体は横になったまま。金縛りもよくなりますが、それともまた違う感じでした。恐怖感とかはないのです。ただ、「電池が切れた」ような感じでした。結局、無理やり身体を起こそうとし、ベットから落ちて、その謎の状態は解けました。

実は、このような状態は何度かなったことがあります。入院中も、急に倒れて周りの問いかけに反応できず、周りが焦っているのをぼーっと見ていたような記憶が微かにあります。でも、今回は7時間〜8時間ほど経っていたこと、また1人で起きたことだったので、不安になって訪問看護ステーションに電話しました。少しの間話をして、「おそらく解離性の昏迷状態だったのだろう」ということで、「問題はないが、念のため病院に連絡するように」と言われました。病院に電話し、外来のナースに話を聞いて頂き、主治医の先生にも報告がいきました。

そのやりとりを終え、少しすると、誰かの声が内側からしました。長い間聞いていなかった「ゆり」という人格の声。念のため倒れないようにその場に座り、次気づいた時はさらに1時間経っていました。そして机には、子ども用のひらがなのテキストが広がっていました。「ゆり」ちゃんは丁寧な字で「く」と「ぐ」を勉強していたのでした。

ということで!今日「しろくろ」がしっかりとした意識のもと活動していたのは、多分1時間もありません。時々あるのです。こういう日が。なんて不思議な病気になってしまったのだ、と久々に思いました。

「多重人格」ってなんか便利そうだしかっこいい!と思う方もいるかも知れませんが、人格さんたちは私の意思に反して出てくることもあるのです。そして、解離性障害は、「解離性昏迷」「解離性健忘」「解離性とん走」といった様々な症状が現れることがあります。中でも私が1番困るのは、解離性の「運動障害」です。私は、このおかげで時々「歩き方を忘れてしまう」状態になります。入院中は、すぐに車椅子などを用意していただけたからいいものの、病棟の外だと、急に歩けなくなったらどうしよう、という不安が常にあります。

ただ、「解離」は私を守る「防護機能」と考えることもできます。解離することで、抱えきれない困難から自分を守っているのです。

(ないことを願いますが)またこんな不思議な1日があったら、投稿させて頂きます。もう外が暗くなってきていることに衝撃を覚えている、しろくろでした。

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