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YOASOBIさんの群青で涙が出るアラサー

人生は黒歴史だらけだ。
自分の愚かさで友人をなくしたことも幾度かあるし、思うところがあっても仲良くし続けてくれているだろう友人には、頭が上がらない。
最近急にnoteで自分語りを始めたと思ったら、毎日投稿していたり、引いてる友人も居ると思う。ありがたいことに誰も面と向かっては言ってこないが。

歌うことが好きだった。でも大人になって世間に出ると、私より上手い人はたくさんいた。
絵を描くのが好きだった。でも周りの友達のほうが上手かった。実際に友人は漫画家になったり、Twitterで神絵師と崇められている。
ゲームが好きだった。でも頂上を目指したり技術を磨くほど熱心にはなれなかった。
文章を書くのが好きだった。でもインスタント的な簡単なものに逃げて、ちゃんと続けてこなかった。

ずっと誰かに見つけて欲しいと思っていた。
誰かの1番に、好きな人の好きな人に、何かを成し遂げる人になりたかった。
いつの間にかそういう欲求は薄まったが、ずっとくすぶってはいたようで、2,3年前に初めてYOASOBIさんの群青の歌を聴いて歌詞をみた時に、思いがけず涙が出た。

ここには書けないので、気になった人は歌詞を見に行ってほしい。
日常を退屈に生きていた人が、勇気を持ち好きなものと向き合い生きていくにした…という歌だ。
余りに簡単に説明してしまったが、見て見ぬふりをしていた自分の気持ちや思う通りにいかない悔しい気持ち等、感情を揺さぶられる1曲だ。
誰しも頑張っていた過去を黒歴史として封印したことがあると思う。過去の自分を恥ずかしいと思ったり、バカにして諦めたふりをして生きていったり…。
でも、今何者かになってる人たちはみんな、好きなことを好きだと認め続けて積み重ねた人だ。

この世に生きている人すべてが何者かになれるわけではないので、この曲を聴いて感動したからって自己実現を目指して頑張るわけではないのだが、大人になってこんなに気持ちを動かされる歌に出会えるとは思わなかった。
久しぶりに聴いて、今からの人生も好きなものをできるだけ手放さずに積み重ねていけたらいいなと思えた。
何者にもなれなくても、好きなことを好きだと認めて続けていくのは、人生を豊かにすることに繋がると思う。

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