朝露に濡れた道をたどりながら早朝のカフェを目指す。暖かい場所でモーニングセットを楽しみたい。“今朝はシナモントーストがいいな”なんて思いを馳せながら入口に立つと、中からゴリゴリと音が。マスターは珈琲豆を挽くのに夢中。だから、わざと音が出るように、跡がついたドアノブから手を放した。

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