DAY2_まとめ

#リテールアジェンダ DAY2 まとめ (おまたせしました)

初日は昼からだったのですが、2日目は、朝イチから...!

初日のまとめを、当日夜にupしておいたので、多くの方から喜ばれました。(マジで。新宅さんありがとう...)で、昨夜は、P&Gマフィア、ならぬ、リテールマフィアの方々に巻き込まれ、帰宅が遅くなったので、当日upできなくてすいませんでした。

リテールマフィアとは?

(マフィア、という語に、悪意はありません。洒落です、洒落。)

(あと1社は、オトナの事情もあると思われるので、掲載を自粛させていただきます。マジで消される恐れがあるため。ってか、上のリンクを貼っただけで、その企業のマーケターの顔が想像されるのって、そのブランディング、すごくないですか?僕はこれからの1ヶ月、所属企業がなくなるので、企業の看板って偉大だなぁ、って思います。フリーランスの方、尊敬します。)

では、DAY2のキーノートから。

小売・流通業の存在意義を再定義

つい先日、ピザ屋さんからGMSに移籍した漢によるキーノート。哲学的であり、かつ、実務的であるセッションは、とてもスリリングでした。

僕自身は、漢の「凄ーーーいキャリア」とは程遠いのですが、彼の流通小売に対する「現場」への思いや、それとは相対する、いわゆる「マーケティング」という概念に関するアカデミックな主張の部分にも、とても大きく共感します。(Twitter実況での「漢は〜」のくだりや、「この話はノンフィクションです」というお約束フレーズは、彼のFB投稿に日々触れている方ならわかっていただけるポイントです。あの投稿、本当にぶれないですよねぇ。)
セッション内容は↑のモーメントから。(なんとモーメントの匠は当日体調不良で不在だったのですが、謎の使命感から、会場にいないにもかかわらず、モーメントを作成していました。どんな執念や...)

このキーノートセッションは、とてもハイレベルなものでした。登壇者ががVIPクラスだったこともありますが、僕のような平社員には、すっと入ってこないコンテクストも多々ありました。ある程度経営にコミットしていたり、アカデミックなマーケティングを経験(ビジネススクールだったり、書籍だったり)していないと、おいてけぼりになるセッションでした。

そんなセッションなのに、なんと僕は

つぶやきの連投でアカウントが凍結されてしまい、復旧に手一杯で、その間、追えていませんでした。違った意味でおいてけぼりになっていました。 (凍結に関しては、アドテック九州や、Digidayでも経験あるので、復旧には手慣れたものです。ってか、そろそろ本人認証バッチマーク欲しい。)

「このセッションで、何を感じたか?」は、色々なリテールな皆様からのアウトプット・宣言が欲しいところですね。この「存在意義」については、昨今の藤原さんのECZineへの寄稿連載や、パルコ林役員の主張「SCはセレンディピティセンターへ」が、参考になると思います。あなたの業態は、どんな「ロール(役割)」を演じ、「ジョブ」を担うのか、と。

キーノートの後は、3つの分科会に分かれてのコマ。どれも魅力的で本当に悩みました。(と、いうか、どの各3つのセッション、モデレーターが個人的にお世話になっている方でして。。。)

で、僕が選んだのは、「決済」。この数年のFinTechという言葉のトレンド。(ブーム、というトレンド、ではなく。)小売という業態が存在し始めたことから存在し、進化が止まらない分野。

「小売」の構成要素の最終地点でもあり、スタート地点でもあるのが「決済」。メーカーにいるときは、距離がありすぎたけど、これからはこのデータ・覇権を握るものが、生活者との距離を縮めると思っている。

(それでいうと、「無人店舗」のセッションも極めるところ「決済」の話かとも思われたのですが、今回はプラットフォーマーの方のセッションを選びました。)

そして、ランチは今回のリテールアジェンダ一番の楽しみの
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そして午後のセッションへ。こちらの分科会方式で3つ。これも迷った。

が、現職がSNSということもあり、こちらへ。(人材もローカルも気になった。)

来週の11/29も楽しみです。そして、僕は、ホワイトさんと最後の置き土産ツイートもしてきました。

(こちらよりRT多かったから◎?! なんて。)

 ほんとは、在職時に #ニクレンジャー 的に、メーカー同士でいろいろやってみたかったなぁ。

まぁ、こんなことはしてきましたけど。(他社からのリプはなかったw)

以降はスポンサーセッション。


販促のデジタルシフトを実現する!サイバーエージェントの販促ソリューション

CAさん凄いなー、と思ったのは、昨日のセッションを受けて、予定していたプレゼン内容を変えてきた!ということ。(オーディエンス思いですね...!)

オプトさんにしても、CAさんにしても、もともとonline領域で培ったノウハウ・ナレッジを、オフライン事業者でも機能するよう、様々なトライをされています。

以下余談です。

いま現在は位置情報adなどは

業界関係者でも、これくらいかもしれません。が、時間とともに、シェアは変わるかもしれませんね。(つまり、裏を返すと、位置情報広告に関しては、事業者の皆様は、理屈はわかるけど、実体感としての効き目への納得感がないから、判断ができないものとも思います。)

あ、あと、このアンケートに反映されていないのは、(回答者も意識していない)おそらく、実はネイティブ化した位置情報広告マーケティングです。「ポケモンGO」や「INGRESS」は、あのゲームの中に、位置情報広告の概念があり、現にあらゆる位置情報マーケより成功していると思います。

僕がパルコ在籍時に「INGRESS」とご一緒したのも、「スマホで人を動かすことができる」と思ったし、自らが、動いていたから。

「バナー広告やクーポンで人が動く」という前提から疑うことも、新時代の流通小売事業者に必要な知恵かと思います。

セッションに話を戻します。

AI時代におけるクロスチャネルのCRM戦略と最新トレンド

「AI」「CRM」「1to1」など、トレンディワードを盛り込み、シンプルにベネフィットをお伝えいただきました。

(このへんの概念はメーカーサイドは、興味関心あるけど、リテールさんは、規模にもよるかなぁ、といったイメージ。どうなんだろ。)

O2O施策におけるロケーションデータを用いた来店計測の最前線

リテールにとって、「来店客数」は、目に見える(計測できる)指標で、かなりKPIとして重要視している事業者さんも多いかと思います。(前職時も、店舗への来店客数から、その日の一日の売上が推計できていました。つまり、来店客数の見込みがでると、店舗の月商や年商もわかるのです。あ、もう一つは季節変動による客単価も必要要素ですが。)

そのへんの詳しいことは、また藤原さんの記事を参考にされてくださいw

(あ、そうそう。スライドですが、コーポレートカラーを元につくるもの、素敵なんですけど、投影環境によっては全然見えないことあるので、ぜひ、事前に会場の環境をチェックしてみてください。後方だと見えないこと多し!あとは初歩的ですけど、フォントの級数も。)

「デジタルな視覚」によって様々なデータを「人軸」で捉え、最適なCX(顧客体験)を考える。

スポンサーセッション、〆は、こちらも毎度おなじみプレイドさん。プレイドという社名よりも、「カルテ」というプロダクトの方がメジャーになってる感もw

会場で流れていたコンセプトムービはこちら。プレイドさんの創業当時のタグラインは「WEB接客」だったのですが、そのDNAをしっかり活かしつつ、現在は、CXをブランドコアに据えて事業展開をされています。

こちらのオウンドメディアは必見です。

そして最後に

Round Table Discussion and Wrap Up Discussion

こちらが一番盛り上がった。(当然。)

諸々ソーシャルNGだったのですが、こちらのスライドはいいかな?

この二日間の大きなアジェンダでもあった「デジタルマーケティングを推進す上での課題は何ですか?」その参加者アンケート。

1. デジマ人材育成(知識・スキル不足)ができていない
2. ROIが明確化できていない
3. 他部門のデジタル領域への理解と協力がない
4. 経営陣のデジタル領域への理解と協力がない
5. そもそもマーケティング予算が不足している
6. 販売チャネルのデジタル化・EC化に対応できていない
7. パートナー会社の開拓・活用ができていない
8. AI・IOTなど新しいテクノロジーの検討・導入ができていない

これ、見てて思ったんですけど、初日冒頭に、この内容を集計・共有してもよかったかもですねw。 そうすれば、プレゼンする代理店様や、パートナー様も、オーディエンス(リテール・メーカー)」とのミスマッチもないかなーとも。

参加者の71.8%は、ツールや広告よりも、困ってることがある。

「人だ」と。

今回のスポンサーではありませんが、昨今はそんな事業者の課題に対応できるパートナーさんがいらっしゃいます。

その1:元コムニコの方が立ち上げたこちら。

デジタルマーケティング人材不足に特化した
キャスティング支援サービス
昨今のデジタルマーケティング展開を担う人材不足で悩む企業と、それら専門領域の人材を有する企業やフリーランスを繋ぐ、キャスティングサービスをご提供します。
​より専門性が高まっているデジタルマーケティング領域の業務体制として、社内内製化とアウトソーシングのそれぞれ良い点を活かした「プロ常駐」のニーズが増加しており、ハウズワークは、当社グループに在籍する人材のみならず、提携したさまざまなパートナー会社とのネットワークで、最適なプロフェッショナル人材をご紹介いたします

今回の参加者の課題に、めっちゃフィットしていません??詳しく話を聞きたい方は、担当さんとおつなぎしますので、お気軽に。

2.単なるツール売り込みは受けない!課題対応型提案「ファネルワン」

ベストな課題解決策とビジネスパートナーにオンラインで出会う

僕も現職で利用していました。数件マッチングいたしました。

担当業務が細分化された中、また、ベンダーやソリューションが無数あるなか、全部を網羅的に出会うことは不可能。そんな中、効率的に出会えます。

人や組織、スキルのほうが喫緊の課題

これは痛感しますねー。前職、僕もマーケやデジタルの専任ではなく、不動産営業(店舗リーシング)や収益管理(PL・予実管理)がメインミッションの中、たまたま、2013年から現職のような「WEBマーケ・デジマ」と呼ばれる畑に足を突っ込みました。

その際、一番苦労したのが、業界のスピード感の速さ、テクニカルタームの多さ、過去の知見がまったく寄与しない、1年生からのリセットだったこと。

その時に心がけたのは、「知らないことは知らない」と言うこと。それなら知りにいくこと。詳しい人に聞きに行くこと。セミナーも、書籍も、かなり行きました。

そして、今回のような合宿型ビジネスカンファレンスに参加したことが大きなターニングポイントになりました。

リテールにおいてデジタルって?

ものすごく個人的な感想をいうと、現在のリアル小売に限った界隈では、デジタル限定のソリューションが、ビジネスのKSFになるとはあまり思っていません。ただ、中長期的にじわじわくるものだと思っています。

足元では、今回のセッションにあったようなトイザらスさんに見られる顧客の「エクスペリエンスデザイン」の発想や、ジョブ理論的に自らの事業体が生活者の中に、どのようなバリューを発揮・存在感をもっていくのか、を再定義するようなブランド・リデザインのほうが、実はビジネスドライブになるのでは?と思っています。富士フィルムさんの事例はまさにその典型かと思います。

また、上述のような空中戦以外にも、現場で寄与する手法ももちろんあります。

この二日間の話、リテールの方のお話をきいていてもHRの課題の話題を多く耳にしました。

日本のマクドナルドを支えるクルーの数は、全国でなんと14万人。学生や主婦、フリーターやシニアなど、様々な方がクルーとして働かれていますが、一番多いのは学生。そのため、3月に入ると卒業や就職で多くの退職が発生し、年間で約半数のクルーが入れ替わるそうです。

人材確保のほうが、宣伝広告よりも事業にとって、重要なんじゃね?と。(まぁ、どっちも大事ですけど。)

たとえば、ですけど、「ランチタイムに、ハンバーガーや牛丼一杯が、提供されるのに、15分も時間がかかっていたら、その店には、もういかないわ!」ってなりますよね。

レガシーなHR部門にデジタルなソリューションを持ち込む方が、事業改善につながるんじゃないか、などという検討をされてもよいのではないでしょうかね。

上述の課題の話にもどります。

ROIの話〜ROIが明確化できてない??

なんでデジタルなのに、ROIが明確じゃないんでしょうね。折込チラシはROIが明確なんでしょうか。店頭POPの印刷代は、ROIが明確なんでしょうか。

なんとなくアンケートみていて、もやっとしました。

確かにデジタルでもROIは明確ではない(ものもある)

今回、O2O事例の中で、頻出してきましたけど、「CPV」な概念。こちらの単価指標は、まだ不明瞭だと僕は思っています。(Vは viewではなくて、visitね。)

単価が明確になっても、事業体によって、適切なCPVは異なると思います(当然。)一重に小売といっても、客単価も異なれば、利益率も異なる。リテールが知らないところで、メーカーが出稿しているかもしれないし。

アトリビューションのトレース(ROIの正確な可視化)は、いくらスマホが普及したからって、なかなか難しいんじゃないかなーってのが個人的な持論です。(このへん、ぜひ詳しい人、いろいろ教えてください。最近この領域から遠ざかっていたので。)

ということで、あいかわらず、とっちらかったnoteですが、まともなまとめは、 #モーメントの匠  のこちらからどうぞ。

以上、二日間、「インフルエンサー」などという、一見、ふざけた枠で参加させていただきましたが、元商業ディベロッパー経験者、現メーカー経験者という視点から、レポートをさせていただきました。

個人的な意見が多かったり、内容に偏りがあったりしたかと思いますが、いずれも、個人の意見・思考回路であることをご了承ください。

また、それぞれの事業者様とはなんの利害関係もありませんので、本当にフラットな見解です。

一部のパートナーさんから、「うちの紹介あっさりじゃね?ww」って、突っ込まれたりもしましたが、それも、ご愛嬌、と。公式ログではなく、一般参加の視座、ということで。

以上、リテールアジェンダnoteでした!(無駄に長いnoteになってしまったなぁ。。)

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