見出し画像

小学校に行ってきました

漫画家の森 重水(もり しげみ)さんが、小学校の総合学習の時間「プロフェッショナルの方々に学ぼう」という授業に参加するというので、見学に行ってきました。こういう授業を自分も受けたかったなーと思っていたので。

呼ばれていたのは ①社長 ②漫画家 ③占い師 ④教員 ⑤映像ディレクター ⑥声優 ⑦和菓子職人 ⑧データ分析者です。

①「社長」というのが大雑把すぎてちょっと笑ってしまいました(心の中で)。しかも身体が大きくて堂々としていて、いかにも昭和の会社の社長さん(多分60後半からもしかしたら70代という風貌でした)という雰囲気でしたが、最初、紹介がなく、いきなり野球の侍ジャパンの帽子と大谷選手のユニフォームを着て登場したのでてっきり野球の関係者かと思ってしまいました(このへんのセンスも昭和の社長っぽいなぁと)。でも社長だけに流石に話し慣れていて、大谷選手の話から挨拶の大事さについて伝え自分のやってきた仕事を面白くわかりやすくお話ししていました。子供たちも真剣に聞いていました。

②漫画家の森さんは漫画家までのステップをわかりやすく図にしたり、実際に使っている専用のペンの実物や雑誌を用意したりして、小学生を子供扱いせずに普通にお話をしていてさすがだなと思っていました。子供たちも食い入るように身を乗り出して話を聞いていたので、漫画家はやはり子供にとっても憧れの職業の一つなんだなーと思いました。

③占い師さんは大人気で、本物のタロットカードなどに皆、興味津々のようでした。特に女子はものすごく食いついていて休み時間や終了後は女子に囲まれてというか群がっていろんな質問受けてるみたいでした。

④教員は校長先生が担当されていたました。パワポを用意して「児童(小学生は生徒ではなく児童と呼ぶみたいです)」の先生たちのイメージを聞きながら、先生の仕事ってなんだろう?という話から具体的な先生のなり方や
先生の序列などに至るまで教員の仕事・教員のあるべき姿についてしっかりとお話をされていました。と書くと難しいイメージに感じたかもしれないですが、とてもフレンドリーで自分の若い頃のエピソードなども交えてすごくわかりやすいプレゼンでした。校長室でお話しされていた時も、新しいことに積極的にチャレンジしている様子が伝わってきてとても好感を持ちました。

⑤映像ディレクターはEテレの子供番組などの演出をしている現役バリバリの方でした。女性の方でちょっとクールな印象でしたが、実際のコンテや映像制作の流れについてわかりやすく説明されていました。

⑥声優さんは顔が乙武さんにちょっと似ていました。声優さんは今、養成所がいっぱいあるので基本的にはまず養成所に入ることを勧めていました。私はかつて養成所の学生募集の仕事をしていたことがあり、声優さんを目指す人の特徴やその中でプロになっていく人を何人か見てきてたのですが、いわゆる才能があってのびのびしている方と努力を積み重ねてプロになった厳しめの方に二分されているような印象があるのですが、どちらかというと後者の印象を受けました。声優を目指している児童は身が引き締まったと思います。

⑦和菓子職人さんは女性で新高円寺で一人でお店を営業されている方だったのですが、毎年、参加されているらしくとても完成度の高いプレゼンでした。道具と実際のお菓子の映像などを見せながらさながら講談師のようにお話をされていて子どもたちから時折り感嘆の声が上がっていました。

⑧データ分析者という異色の肩書きがあり、不思議に思っていたのですが今回の企画をした先生のパートナーの方とのことでした。結構ガチで仕事の話をされていて、後ろで聞いていた保護者の方の方が興味を持って色々質問していました。

来年は介護の仕事の枠も設けてくださるということでしたので、どんな話をしようかなぁという妄想が広がる楽しい時間でした。
今、考えているのは、事前に近隣の施設さんにも協力してもらって興味があったら休み時間や放課後、夏休みなど、今でも大歓迎、今すぐ体験できるというアピールをしてみようかな。もちろん興味があればですけど。
小学生にも興味を持ってもらえる仕事にしないといけないなーと身を引き締めました。

ちなみに、校長室で「大谷寄贈のグローブ」実物を触らせてもらいました。
昔のグローブに比べてムチャクチャ軽いのでびっくりしました。ちなみに校長室に置いてあるのは左利き用で右手用のものは子供達が実際に使っているとのことでした


左利き用の大谷寄贈グローブ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?