しまうま

やりたいことはわかりませんが 高齢者の身体介助や視覚障害者の同行援助はできます。 映像…

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やりたいことはわかりませんが 高齢者の身体介助や視覚障害者の同行援助はできます。 映像の撮影・編集・カンタンなチラシなどのデザインもできます。 やりたいことをしてる人が好きです。 やりたいことがみつからない人は一緒にやりたいことを見つけましょう

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やりたいことがわかりません…前編

私はやりたいことがわかりません。 かつてはあったのに、今はわからなくなってしまいました。いかにして私がやりたいことがわからなくなったのか。なぜ今、介護の仕事をしているのか。 長くなるので、前・後半に分かれます。 まずはやりたいことがあった時代から… 小学生の頃は、藤子不二雄先生に憧れてKさんと一緒に「2人で1人のマンガ家」になろうと藤子先生のマネをして手作りのマンガ雑誌「小4マガジン」「小5マガジン」を作ってクラスに配っていたりしましたが、Kさんが引っ越してしまったことで

    • こんな人に介護業界で働いてほしいです

      さて私がどんな人に介護業界で働いてほしいと思っているかというと… ①やりたいことが決まってない人(年齢不問!) 要は私と同じような人。若い人であれば、漠然とやりたい夢はあるけれどそれをどうやって現実に繋げていくかの手がかりが見つかっていない人。 社会人経験者であれば一旦、就職したものの会社の人間関係や求めらられるノルマに辟易としてしまった人。あるいは、なんだか自分に合ってないと感じてやめてしまった人。  そんな人は私がそうだったように自己肯定感が下がっているのではないでし

      • 介護業界は、新卒採用に力を入れるのはやめましょう

        介護業界は新卒採用に力を入れるべきではないと思います。 子供の頃から介護の仕事に憧れていた(例えばお爺さんやお婆さんの介護をしてくれた介護士がメチャメチャ優秀でカッコよく見えたなど)人などは、新卒採用でも良いかもしれませんが、そんな人は稀だと思うし、そういう人は向こうから門を叩いてくる筈です。 そうではなく就職フェアや就職説明会で「介護の仕事はこれからどんどん必要になってくる仕事で成長していく業界。超高齢化社会にいち早く到達した日本は介護に関しては先進国。これから高齢化社会

        • 私がブラック気味な会社をつい選んでしまう理由

          私はほぼ10年前に介護の世界に足を踏み入れたのですが、最初の2年は非常勤勤務でした(常勤・正社員希望でしたが当時の会社は正社員の待遇を上げるために正社員の数を絞っていて、まずは非常勤から始めてもらって良い人材であれば正社員に引き上げるというスタイルをとっていました。向き不向きの大きい仕事なので合理的だったなと思います。 そして事業所は会社の規模も200人程度だったので事業所の数も10〜20程度だったのではないでしょうか(昔のことなのではっきり覚えてない)。私がかつて勤めてい

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        やりたいことがわかりません…前編

          フツーの人生がもたらした大きな穴

          私の記憶は1970年代くらいからあるのですが、当時のフツーの人生とは小学校の時はフツーに地域の野球チーム(今はないですよね)に入ってフツーに中学校に行って、フツーに運動部に入ってフツーの高校に行ったら受験のための勉強してフツーの大学に行って、フツーの会社に行ってフツーに結婚をしてフツーに子どもを作ってマイホームとマイカーを買って暮らすという人生です。私も大学を出るまでは心の中はともかく身体はフツーの人生の軌道上にありました。 このフツーの人生には「大きな穴」がありました。そ

          フツーの人生がもたらした大きな穴

          今を生きる人と話す

          認知症高齢者のグループホームで働いている時に考えたことの話です。 認知症というと「自分はなりたくない」「身内にもなってほしくない」という恐れの気持ちがありました。だからこそ介護の仕事をするならまず「認知症」というものを知りたいと思って最初にグループホームを探しました。 いくつか探している中で、ある管理者から「認知症になっても、その人らしさはなくならない。絶対に」という言葉がとても印象に残り、私はそこで働き始めます。 働き始めて、最初に感じたのは「あれ?思ったより穏やかな人ば

          今を生きる人と話す

          やりたいことがわかりません。後編

          (前編はコチラ) 帰国後、求人広告で当時の四畳半風呂無しアパートから程近いところにあるとある専門スクールの求人を見つけ中途採用してもらいます。 今、思い返すとなかなかブラックな企業でしたが、ブラックな職場の方が搾取されるほどのやりがいがあるもので、やりがいを求めていた自分にはマッチしていたのでしょう。 「普通の人」として過ごそうと思っていた私ですが、当時、私を採用してくれた部長に感化されて社会人としての「やりたいこと」を見つけます。 それは「自分が通いたいと思える理想の

          やりたいことがわかりません。後編

          働いてみる施設を選ぶとき

          良い施設と悪い施設を判断するにはとにかく「管理者」(施設長)とよく話すことだと思います。これは入居先を探す場合も、就職先を探す場合でも同じです。働いている職員のレベルは正直、どこも大差ないと思います。優秀な職員が2割、ダメな職員がやはり2割、フツーの職員が6割。しかし優秀な職員が100%の力を発揮してフツーの職員がそれに引っ張られて8割が良い職員になれる施設が現実的な良い施設です。 その優秀な職員が100%あるいはそれ以上の力を発揮できるかどうかは「管理者」にかかっています

          働いてみる施設を選ぶとき

          生きるということ

          19歳の時に書いた脚本に「わしは魂の寿命と肉体の寿命が噛み合わなかったのじゃよ」というセリフを書き、お爺いさん(母方の)に演じて(読んで)もらいました。映画自体は、退屈極まりない「この街」とはちがう「誰もが本気でやりたいことをやっている理想郷」があって、主人公がそこに行こうと試行錯誤する話です。そこにいくためのヒントを探している過程で、その「理想郷」から帰ってきた男がいると聞きつけてその男の元を訪ねるという場面でした。主人公はなぜ「理想郷」から「この街」に帰ってきたのかと質問

          生きるということ

          小学校に行ってきました

          漫画家の森 重水(もり しげみ)さんが、小学校の総合学習の時間「プロフェッショナルの方々に学ぼう」という授業に参加するというので、見学に行ってきました。こういう授業を自分も受けたかったなーと思っていたので。 呼ばれていたのは ①社長 ②漫画家 ③占い師 ④教員 ⑤映像ディレクター ⑥声優 ⑦和菓子職人 ⑧データ分析者です。 ①「社長」というのが大雑把すぎてちょっと笑ってしまいました(心の中で)。しかも身体が大きくて堂々としていて、いかにも昭和の会社の社長さん(多分60後半

          小学校に行ってきました

          駒場苑さんの掲げる「オムツゼロ」について

          X等で発信を積極的にされている坂野さんが施設長をされている特別養護老人ホーム「駒場苑」さんが掲げている理念「7つのゼロ」の中に「おむつゼロ」というのがあります。  この「おむつゼロ」に関して大きな気づきが、あったので共有したいです。私はこれまで「おむつゼロ」に関して主に人の「尊厳」という部分で理解していました。おむつに排泄するのは人間にとって「気持ちの良いことではないよね」「屈辱と感じる人もいるよね」という理解でした。 私は先日から自分ができることが少なくなった時にそれで

          駒場苑さんの掲げる「オムツゼロ」について

          介護は仕事じゃないかも

          最近、介護は本当は仕事じゃないかもと思ってます。 つまり家事や子育てと一緒で、生きていくためには誰もができた方が良いものなんじゃないかなーと。例えば、家事や子育てを全てお金で解決して自分は何も関らず、自分のやりたいことだけをする。それほどまでにやりたいことがある幸福な人(皮肉ではなく私はそれほどまでに夢中になれるものを持つ人を尊敬してます)を除いて、家事や子育てに少しも関らない人生って味気ないと思いませんか?? ところが、介護に関しては多くの人が「少したりとも関わりたくない

          介護は仕事じゃないかも

          「安全」と「健康管理」よりも大切なもの

          施設で職員として働いていた時代にギモンに感じてたことに「安全」と「健康管理」が「無意識に(当然のこととして)」最上位に位置付ける人が多いことです。施設に限らず、日本全体がそうとも言える気もしますが。 「やりたいことをやること」「自由」が私の最上位概念なので、話が噛み合わなくなることが多いです。 そもそも施設に入る本人の多くは、長生きしたいから施設に入るわけではありません。「子どもに」迷惑をかけたくないから施設に入ることをやむなく受け入れてくれているのだと思います。「子ども」

          「安全」と「健康管理」よりも大切なもの

          寝たきりになっても自分の時間を自分で楽しみたい

          私は自分が寝たきりになった時のことを時々考えます。事故死や心臓麻痺などいわゆる急死しない限り、胃瘻や人工心肺などの延命措置を拒否したとしても、死ぬまでの一定の期間は「意識がある状態」でベッドから動けないような時間をある程度の長さで経験することになるからです。 喋れる間は、気の合う人とお喋りも楽しみたいし、目が見えている間は、TVや映像配信を観るでしょう。目が見えなくなってもラジオや音声コンテンツで楽しむことができるでしょう。聴覚は最後まで残ると言われてますから音声コンテンツ

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          ハカマダ事件をご存知ですか??

          ハカマダ事件。たびたびTVで紹介されているので耳にしたことがある人もいるかもしれません。私自身も聞いたことはあったのですが、説明できるほどには理解はしていませんでした。事件が殺人事件であること、容疑をかけられてしまった袴田さんの苗字が読み方もわからないほど世の中を知らなかったので「戦後の混乱期の不吉な事件!」というイメージだけで、あまり積極的に知ろうと思わなかったのかもしれません。 今回、ちょっとした縁で漫画家の森重水(もりしげみ)さんと知り合うことができ、その方のマンガを

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          介護の仕事で得られたこと

          私が介護の仕事をして、よかったなと思うことは街で身体的に困っている人を見かけた時に躊躇することなく手助けできるようになったことです。 介護の仕事をする前は、街中で困っている人を見てもなかなか声をかける勇気が出ませんでした。そして支えてあげないと危ないという時ですら手がなかなか出なかったように思います。 介護の仕事を最初にした時に、手引き歩行や立ち上がりの手助けなので相手の身体に触れることにドキドキしたことを鮮明に憶えています。 大人になってから見知らぬ人の身体に直接、触

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