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ほぼ飲まない癖に酒が飲みたくなる


僕は基本的に酒は飲まない。

飲めないのではない。

何ならまぁまぁ飲めるし大概の酒は好きだ。

そんな僕が飲まないのは
仕事でいつ呼ばれても車で向かうためだ。

仕事のためなら苦ではなかった。
二日酔いもないし
夜はよく眠れるし
太らないし
飲み会で歩いて帰らなくて済むし
とっても良いことばっかりだ。

そんな生活を続けてきたけど
今は夜中の緊急呼び出しリストから外して貰った。

年齢も年齢なので妊活を始めたのだ。

飲んではいけない訳ではない。
そういう風潮だから僕もあわせただけだ。

身体は酒が飲めるし
周りには沢山美味しそうな酒があるのに
自分の意思とはいえ飲めないのが心苦しい。


今までなかった飲酒に対する欲が生まれた。

呼び出しには経験という報酬があるけど
妊活は妊娠という報酬が確約されない。
必ず得られるものがあるなら耐えられるが
不確実な事では飲酒の欲望が勝ってしまう。


だからこそ生理が来る度にがっかりするが
禁止した酒が飲めると思えば落胆も半分で済む。
友人とも気兼ねなく飲みに行ける。
そしてこの禁酒期間が酒を旨くするのだ。

今日もまた家で好きなだけ酒を飲む。
次のタイミングで授かる事ができたら
子供が生まれた後で皆と酒を酌み交わせばいい。
きっと禁酒が長くなる分余計旨いだろう。

#また乾杯しよう

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