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現状の引力に抗い続けた一年

 今日は年賀状の残りを書き終え、僕自身にゆかりのある市町村ヘのふるさと納税についても、一気に寄附を済ませました。昨日はなんだかんだ仕事の延長戦になってましたし、3日も翌日が始発出勤からはじまるフルスロットルの一日であることを考えると、仕事モードに持っていくためのウォーミングアップの日になりそうです。
 さらに、大晦日と元旦は、母のフォローがあるので、僕が年末年始休みに自由にできるのは、今日と、2日ぐらいでしょうか。
 年末年始は、自由に時間を使える人は少ないのだと思います。地元の義務的参加行事とか、家族サービスとか、帰省とか、いろんな年末年始特有のしがらみがあり、むしろ年始明けの三連休のほうが、休める、先日、立場のある人と話をしたとき、その人がこぼしていましたが、それが現実だとは思います。

 さて、この一年は、公私ともに、あまり使いたくないのですが、「多忙」という言葉に集約された一年でした。まさに心がうしないかける場面が何度もあるような、重層的に問題がのしかかり、分離しても、増殖して、前に比べて抱える問題が軽減されるわけではない、そんなことの繰り返しです。

 秋に戦略的に取得した、2週間の連続休暇は、家族を含め否定的な見方をされる向きもありますが、その後、結局、次々と新たな問題が舞い込んできて、最終日までてんてこ舞いで、仕事納めさえろくにできずに終わった状況を考えると、おそらくあの連続休暇がなければ、弱り気味のメンタルのままで飛び続けることは困難で、力を失って墜落し、今頃、深く沈んでいたのではないかと思います。

 結局、家族を含めて、他人は自分のことなどよくわからないわけで、自分も自分のことを欲目で見ることは避けられないものの、過去の経験則とか、自分の中にある危うさの発火点のようなものは理解しており、ある種の本能に従って危機を回避した判断は、正しかったし、今後はそれをあからさまにせず、同じような危機回避行動をとる術を、身につけたいと思います。
 
 今年の元旦から、僕が目指していたのは、危機が燎原の火となり迫る前の、現状という強い引力からの離脱であり、地面から飛び立とうとしましたが、滑走路をつくっての離陸は難しいと考え、垂直離陸を目指そうとしました。ただ、それには膨大な燃料を必要とするため、そこまでの燃料を手にいれられず、それ以前に垂直離陸の性能がなかったことから、離陸することができませんでした。
 とはいえ、最大の問題は、心にあったのかもしれません。さまざまなしがらみにとらわれていて、つながりを是とし、そのままで離陸しようとするから、土台無理な物語になっています。出家、とはいいませんが、すべてを捨てる覚悟がないと、離陸はできない、しがらみを言い訳にするのは、現状を壊すことを躊躇する心の裏返しであり、自分の心を変えるしかないんですよね。

 いったん、すべてを捨てて、離陸してから、関係を再構築する、そこで再構築できない関係もあると思いますが、もう一つの人生を送ろうとするなら、これまでの関係性の断絶は必至だと思います。自分の持てるものを極限まで煮詰め、そのエネルギーで昇華して、新しい世界へ生まれ変わる、やるでもやらんでもなく、やると決めて、そこに合わせた戦略を考え、実践に移していきたい、来年はそのような一年にしたいと思います。

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