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コマ切れの代休

 先週土曜日が出張だった関係で、昨日は一応、代休でした。

 とはいえ、いまだ社畜的精神旺盛な僕は、朝のうちだけ「資料整理」と称して、職場に行ってきました。

 じっさいのところ、一日休めば翌日に鬼のように案件が待っていることが多く、というか休んでいても、ビジネスチャットがバンバン入り、テレワーク崩れのような状態、しかも多くのチャットの中身は、今日までとか、明日の午前中までといった、ショートな案件です。

 かえって職場におらず、いろいろ材料が乏しい中で判断するため、職場にいるより認知に負荷がかかります。

 とはいえ、体がフリーになることは大きく、昨日は朝のうちに急ぎの案件を片付けると、母のところに行ってきました。

 このところは心が安定していた母ですが、再び青い鳥探しが活発化して、前日あたりから荒れ狂っているようです。毎週時間を割いて僕が行ってはいるのですが、今年に入り、週3回の市の電話での安否確認サービスも、同じ週3回の宅配弁当も、母が面倒だということで止めてしまったので、一週間で、話したり会ったりするのは僕だけという時もあるようです。

 自ら門戸を閉ざしておいて、「話す相手がいない、今のところから早く引っ越したい」もないもんですが、とにかく、構ってくれる人を欲しているのでしょう。

 まずは一通り愚痴を聞いて、僕が食事をつくり、一緒に食事を食べて、買い出しに連れていく、このへんを夕方まで付き合い、僕の代休は終わりました。

 母のフォローをしている間も、ビジネスチャットは入り続けており、代休といいながら、コマ切れの休日といった風情です。

 ただ、こう考えると、主婦・主夫をやっている人は、毎日がコマ切れの休日なのかもしれません。

 組織の労務管理で強制的にオン・オフされるのではなく、自分でオン・オフを切り分けるのは、よほど、自己の時間管理ができていて、段取りも組める人でないと、なし崩し的にオン・オフの垣根がなくなり、なんだかいつも働いている状態になるのでしょうね。それでストレスがたまりつつ、自己管理なのでどうにもならない。

 仮に自己管理ができたにしても、個人事業主の場合、休日だからと完全にシャットダウンすることは難しく、特にライフサポート的な中小企業の社長の場合は、休日は部下に優先的に休ませて、自分がまずは出張るということも当たり前のようであり、コマ切れの休日が当たり前なのかもしれません。

 組織に属していても、最終判断の権限を一部持っている部門長となれば、個人事業主に片足を突っ込んでいるような状態であり、判断を放置すると後で倍返しを受けますので、平日の活動時間帯に休む場合、ある程度制約を受けるのは、やむを得ないのかなと、社畜的精神がつぶやいています。

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