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乗り継ぎ

 日曜日の講演会の帰りは、電車2本とバスを乗り継いで家まで帰りました。早い時間であれば、電車とバスの乗り継ぎだけで帰宅できたのですが、そのルートは土日の終バスが早く、日曜日は利用することができませんでした。
 1本目の電車は20分から30分の間に1本程度運行されており、次の電車は15分に1本、最後のバスはこの時間帯は30分に1本、という感じです。
 本当は、時間が遅いこともあり、講演会のあった本屋の近くで食事を済ませたかったのですが、乗換案内で検索すると、10分後ぐらいの電車を逃がすと、その次まで30分近く間隔が空いており、さらにその先の接続も悪く、家に着くのが遅くなってしまいます。途中駅で食事しても、最後のところのバス接続が微妙なため、やむなく家の最寄り駅で食事をすることにしました。
 最寄り駅で電車の到着から乗り継ぐバスの出発まで30分であり、駅とお店、バス停の移動時間を考えると店で食べる時間は20分しかありません。中華のチェーン店でラーメンを注文したのですが、13分ぐらいしてようやく出てきて、6分で何とか食べ終えて店を出ました。
 田舎の駅は乗り継ぎはもっと不便なわけで、乗継の待ち時間というのは、よほど待合室が充実しているとかいう事情がなければ、スマホをいじるぐらいしかやることがなく、人生の大事な時間を空費することになります。いろいろコストやリスクがあっても、クルマで移動することが余計なことを考えたり時間を無駄に使うことが少ないので、地方の公共交通利用が落ち込んでいくのは、仕方ないことと、自分の体験に照らして実感しました。

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