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自由を使いこなせるか

 昨日の夜から家族が妻の実家に行っている関係で、僕は一人で家で過ごしています。

 昨日は10時半に寝たのですが、今朝はデフォルトで5時少し前には目が覚めたものの、何となく布団から出られず寝入ってしまい、目覚めたら7時前でした。

 普段の、家族と一緒の生活ではありえないぐらいよく寝てしまいました。

 別に朝7時に起きるのは普通なので、それが悪いわけではないのでしょうが、家族との生活では、朝の忙しい時間は、食事、洗面所の占有、トイレなど、暗黙のうちにそれぞれの使う時間が決まっており、僕が一番手なので、遅くとも朝5時半に起きないと、万事後ろがつかえることにことになります。

 ただ、それにより、朝の時間を自分で占有することができて、物書きや作業をする時間を確保できる面はあり、この朝の時間の積み重ね、直接のマネタイズには結びついていないですが、人生の生活の質を維持して、仕事に必要な資質を高め、かつ、自分なりにリラックスする時間を確保している点では、15年ぐらいはこのスタイルが維持されているわけで、トータルとしては大きいように思います。

 昨日の夜なんかも、本を2冊読み終えることができて、それはそれでよかったのですが、おそらく、こうした「自由」を手に入れて、自分だけで時間を過ごすと、いずれ持て余してロクなことに使わないのではないか、少なくとも今の僕は、一人ですべての生活を律することはできないので、営業日の仕事の疲れとか理由にして、休みの日は自分へのご褒美とかいってだらけてしまうだろうなと、思います。

 また、仕事の方でも、4日の仕事はじめ、僕は始発で会社に向かい、朝7時に重要な取引先の重鎮に、年始の挨拶をかねた報告をするという、正月ボケとか言ってられない年始のスタートを切ることになっており、4日の日中もいろいろトラブル対応的なものがあり、おそらく1日かけずりまわることが必至です。

 まあ、外見的にみれば社畜そのものなんですが、ただ、こうした緊張感から得るところも多く、仕事がおだやかだと、自分も甘えを許してしまう面はあり、このへん、自分が仮に組織から離れても、こうした緊張感を維持できるかは、実は別な生き方を選択して、その成否を分けるカギのように思います。

 ちょっと話は逸れますが、メンタルで酒を飲めなくなった4年前よりまえの自分は、焼酎のロックとか、日本酒をガンガン飲んでいたわけで、家ではそんなに飲まなかったですが、それでも1杯ぐらいは欠かさなかった、それが今では、人との飲み会では、ノンアルオンリーか、飲んでもビールとサワーぐらい、最後はソフトドリンク、家では飲まない、そういう生活になっており、これも、メンタルで落ちなければ、酒によって失った時間は相当あるはずで(実際、4年前までは、終電乗り過ごし多数、翌朝使えない日も多くあり、朝活どころではありませんでした)、少なくとも今の自分はないことは確実です。

 まだまだ、引力から離れることできないわけですけど、ここ数年の積み重ねによって、実現性のない夢物語に思いをはせて自己満足するという世界は抜けて、自分の力で飛び立つことを、考え、自分の力を正確に推し量り、足らずを補い、強みを使いこなす、そうした視点から日々過ごせていますので、来年も、さまざまな障りがあるでしょうが、そこを乗り越え、糧として、自暴自棄にならず、前向きに生きていきたいと思います。

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