少し肌寒い朝に思い出したこと。
朝、彼の家からバスに乗って帰る。帰ったら仕事が待っている。最近は在宅勤務が多いので、彼の家に泊まって朝帰ることが習慣化している。
夜は帰りの足がなくなるし、かといって歩くと自宅までは少し遠いし、なぜだか寂しい。
そんな寂しさを感じさせない朝が、私は好きだと思う。
夏も終わりに差し掛かっているのか、珍しく少し肌寒い朝だった。
そっか、秋ってこんな感じで始まるんだったなぁと思い出す。
家に帰っても涼しく、数日ぶりにクーラーのお世話にならなかった。窓を開けると気持ちのいい風が入ってきて、そんなことが嬉しい。
彼と付き合って半年の月日が流れた。
彼の言葉や行動に一喜一憂していた日々が、もうすでに、少し懐かしいとさえ感じる。
今はちゃんと、彼以外のことも考えられる余裕ができた。彼との時間は特別だし、大切で、他の何にも変えられないけれど、自分に向き合う時間はしっかり持っていたいと思う。
ただ彼といるときだけ、私は5歳児になる。唯一、子どもになっていい時間。基本的に、ずっとベタベタとくっついているし、いたづらをしたくなる。
彼から冗談混じりに怒られるのが好きで、怒っているのを見てけたけたと笑っているときが最高に幸せだと思う。
そんな風にしばらくの間、彼との時間を過ごすことに集中していたけれど、やっぱり書きたいという衝動は定期的に私の中に流れ込んでくる。
そしてこのnoteを見返す。あぁそうだった、こんな心地いい感覚があったんだった。
そう思い出したので、また今日から更新していきます。
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