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親知らず抜歯で全身麻酔した話

人生初の全身麻酔体験レポ。口腔外科手術でした。

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●下の親知らず2本が真横に生えていて隣の歯を押して悪さをしてしまっていました、イタタタタ。(正確には左下:完全埋没、右下:半埋没)
そして完全埋没している歯がなんと虫歯になってしまっていました……。
これは抜かなければならない……となったのですが、下記問題が発生。

・歯肉に完全に歯が隠れてしまっているので、メスで切ってその下にある歯をドリルで砕いた上で骨もちょっと削って抜かなければならない(字面で既に痛い)
(※完全埋没でも普通の局部麻酔だけで処置できるので普通の人は入院しなくても抜けるよ!)
・顎が未発達で小さく、親知らずと顎の神経(?)がとても近い
・同上の理由から口が大きく開けられない
・顎関節症で長い時間口を開けていられない
・嘔吐反射(口の中に器具とか入るとオエッとなってしまう)有り

ということで、なんと入院して全身麻酔で寝ている間に抜いてもらおうということになりました。

【メリット】
完全に寝ている間に終わるので恐怖心や、長い時間口を開けてなきゃいけない苦痛が一切無い。痛みどころか口の中の不快感ゼロ。(口の中に打つ麻酔って結構苦くて痛いんだけど、あの辛さすらゼロ。)
・術後の出血を看護師さんがサポートしてくれる(血液は胃で分解されないので飲み込んでしまうと気持ち悪くなって吐いてしまうため、飲まないで吐き出さなければならない)
・手術当日・翌日・翌々日は点滴で抗生剤を投与してくれるので、感染症対策も安心(リンパとかに細菌が行くと大変なことになる)
抜歯翌日、翌々日が一番腫れて熱も出るんだけど、すぐに点滴で痛み止めや解熱剤なども酷ければ投与してもらえて楽になる。
・担当医が定期的に見てくれるので、後遺症の麻痺(下の親知らずを抜くと、5%の確率で舌や唇にちょっとした麻痺が残ることがある)が出てないかもこまめに見てもらえて安心
・柔らかい食べ物を出してもらえるので、一番痛みや熱があるときに自分でお粥とか作らず療養できる。病院食全部美味しかったです……!

【デメリット】
・普通の歯医者さんでやれば1本5,000円くらいで完全埋没は取ってもらえるらしいんだけど、入院手術麻酔代込み込みで8万くらい……。(もちろん保険適用されるので高額医療費控除の対象になります。制度を使ってください。医療保険に入ってる人は相談すれば多分出ます)

・一般的な全身麻酔のリスク

ちなみに私は、色々調べましたが皆さんオススメしていない左右同時2本抜歯をしました。
両方抜いちゃうと奥歯で噛めないので暫く大変なので、普通に歯医者さんで抜くときは完全埋没でも1本ずつやってもらうほうがいいらしいです。
私は顎の関係で一番奥の歯で噛めなくても手前でなんとかなってしまうのと、そんな2回もお金かけらんない!ということで同時抜歯しました。もしもどうしても困ったことが出たら追記しますね。

●それで、人生初の全身麻酔だったわけですが。
手術室でベッドに寝て、色んな機器を付けられると同時に点滴の針を入れられる。
→酸素マスクをつけられる。ここから麻酔のガスも出る。昔は臭かったらしいんですが、全然臭くなかったです。
→点滴から麻酔が入ってくると肘から上にちょっとだけピリピリ痛みが走る。それと同時に酸素マスクからも麻酔のガスが出てくる。
→深呼吸してくださいー。って言われて、3~4回スーハーしたと思ったら全部終わってて、起こされる。
→意識回復して返事をしたら器官に入ってる酸素管を抜かれるんですが、痛みも苦しみも無し。

って感じで、何も怖くありませんでした。
全身麻酔怖いよ……!って人がいたら大丈夫だよ……って伝えてあげたい。

●最後に。
人生初入院でちょっと緊張してましたが、看護師さん・栄養士さん・担当医さん皆さんとても良くして下さって、ゆっくり休んで治療に専念できました。
執刀医の先生も担当医さんも上手で手術予定時間が1時間だったところを30分ちょっとで終わったらしく、麻痺も残らず、痛みも殆どなく、熱も微熱で済んで大変助かりました……。大変だったけど入院して口腔外科手術で取っていただいて良かった。
お疲れ様でした。

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