見出し画像

映画「深呼吸の必要」


2004年

最近、Huluに追加された日本映画です。


殺人もない
恋愛もない
大きな出来事は起こらない。

今の映画界の主流ではないかもしれない。

沖縄に集まった
見知らぬ男女7人

(なぜか物語には男女7人がつきもの)

朝から夕方まで
キビ畑の収穫をして

また帰っていくだけの話。

男女は
それぞれ抱えていることがあって

なんとなく明かされるけど

解決するわけでもない。
お互いの中に深く入り込むわけでもない。

最初はギクシャクしていた7人が

おばあのご飯と
おじいの「なんくるないさ」にほっとして


たくさん空気を吸い込むことができる。

そんな話。

もしかたら、
7人は
何かに気づいて
その後の人生が変わったかもしれない。

あるいは
そのまんま、ただ普通の日常に
戻っただけかもしれない。

答えはない。

見るものに委ねられる。

それでいいんだね。

答えは自分の中にあるから。

人と人との出会いは
細胞レベルで
化学反応を起こす。

推しの演技が素晴らしいです。
悲しいも嬉しいも全部持ってるから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?