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「イングリッシュ・ペイシェント」〜制限の中にある醍醐味

1996年

当時映画館で観て
ジュリエット・ビノシュに恋をしました。

U-NEXTでまた見ましたが

これほんと名作だなと思いました。

当時よく分からなかった点も
少しわかった気がします。

・・・・・
ジュリエットビノシュの魅力を語り出したら
止まらない。

軍服の下に着る
透け感ワンピースのギャップ

夜の庭でケンパする愛らしさ

キュッとしまった身体

無造作に服を脱ぐ大胆さ

子供みたいな笑顔と
十字架を背負った苦悩
滲む色気

立ち姿に、哀しさが滲み出る。

・・・・
名シーンもいっぱい。

蛍のような小さい灯りを辿ると
愛しい人がいる庭

患者を担架に載せて
雨を浴びる
まるで雨に唄えばのオマージュのよう

ロープで吊り上げられて
教会の壁画を見る

・・・・
砂漠の空撮も素晴らしい。

白いワンピースに欲情し
激しく愛し合う
シーンも好き。

本と言葉がふたりをつなげる。

・・・・・

生と死のキワキワにいるからこそ
味わえる刹那の幸福

何もかも自由って実はつまらないのかも。

制限があるからこその醍醐味。

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