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骨のあるタンブラー

 KINTO社のTO GOタンブラーが良い。

 テレワーク用にと買ったけど、選ぶときは、「つめたいジュースもホットコーヒーもビールもチューハイも全部これで飲みたいと思えるか」を基準に選んだ。
(なので物欲に火が入ってから買うまでに1ヶ月くらいかかり、奥さんに呆れられた)

 それだけに、買って半年ほど毎日つかってる今もめちゃめちゃ気に入ってるし、本当にほとんど何飲むときもこれだし、実際便利だ。
 そうとう骨のあるタンブラーであることが手の中で証明され続けてる。

ここが好き

 っていう部分を列挙しよう。

デザイン

 色と形。
 色はカーキやオフホワイト、シルバー、ブラック、コヨーテ、淡いピンクがあるけど、一番飽きがこなさそうなシルバーにした。
 シルバーっていっても無垢ステンレスとかじゃなくて塗装のシルバー。マットな塗料がクールすぎなくて良い。それでいてクール。置く机や飲み物の色を問わないナイスフェイスだ。ステッカーも映える。良い。

 形も絶妙。底ちかくの角度ついてるとこがどこか和の工芸品めいてるし、このサイズだとちょうど小指が引っかかって良い。
 フタも秀逸。透明度の高いクリア素材。厚みがあって安っぽくないし、中身が見えるの助かるし、縦型の飲み口がオシャレなだけでなく、流量のちょうど良さやばい。

飲み口がついてる右側の内円が低くなってる

 よく見ると、口をつける部分が凹んでいて(写真のように傾斜がついてる)、口当たりが良い。パッと見るそれがわからないように、機能がデザインに落とし込まれてて唸った。
 そして高度に洗練されたシンプルデザインなので、フタ無しで使っても違和感ないのも良い。
 たまにレモン酢作るんですけど、ソーダで割ってレモンスライスを添えて飲むときはフタ無しが良い。そんなときもこのタンブラーで飲る。

機能性

 前述したけど、フタがすごい。見た目と機能性。飲み口の縦型の穴、飲む時はしっかり出るけど、揺れたり倒したりしたときの漏れる量は横型の穴より少ないので素晴らしいと思う。
(傾けたとき中の液体は内壁に沿って流れ出ようとするので、内壁に沿って横に長く空いた穴だと多く漏れてしまう)
 保冷保温性も申し分なし。真空断熱の本体部分はもちろん、樹脂製のフタも最小限の穴とぽってりした厚みにより、かなり温度変化をおさえてくれてる。
 熱湯入れるとなかなか冷めなくて困るくらい。
 それと、軽量。アウトドアユースなスタンレーやクリーンカンティーン等と比較するとめっちゃ軽い。
 タンブラー自体が軽いと中身の量を手にした感覚で測りやすいので「あ、そろそろ休憩してお茶いれよ」ってなったりする。
 容量は小ぶりな240mlを選んだ。ラインナップとしては360mlもあるけど、240mlのコロンとした見た目には変えられん。それに、ぼくは夏でも氷はあまり使わないので360mlは持て余すと思う。

メンテナンス性

 良いと思う。
 電解研磨で磨き上げられた内壁は汚れがつきにくいけど、毎日つかってるとティー&コーヒー渋はつく。でも、薄めたキッチンハイターやらで漬けとくとピカピカになる。
 樹脂製のフタは、比較的キズつきにくい樹脂を採用してるのかずっと綺麗。シリコーンパッキンもそんな汚れないけど、アレだったらそこだけ別売りされてる。良き。

 音。
 机に置いた時の音はけっこう軽く、アルミ缶を思わせる。ただ、タンブラーをぐっと握ってもアルミ缶のようにペコッと凹むわけではない。
 素材由来の音の軽さというより、素材は硬いステンレス鋼(公式サイト参照)だがかなり薄く作ってあるということだろう。硬いのに軽量。良い。
 手にしたときの剛性感もしっかりあり頼もしい。
 硬い地面に落としたりしたことはないので、そういう利用用途外の衝撃に対する強さは今のとこ不明。

良くない部分

 底部に取り外し不可のおそらく真空を保つためのカバー的なパーツがあり、その接合部にちょっと汚れがたまることがある。
 ただ見た目にはデザインに落とし込まれてると思えるので、あんまり気にはならない。

骨のあるタンブラーか

 骨、ある。
 使い始めのウキウキ感は、付き合いが長くなるにつれてドウグとしての信頼感に変わっていく。
 それは生半可ではないプロダクツだからだと思ってる。
 気づくとそこにある。何も考えず使っていて、日々の中に馴染んでいる。ふと意識を向けると、この記事のように感謝の手紙がたくさん書ける。
 これからもよろしく頼む。

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