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氷山の一角の、その下を。

今日も「ヒマワリ」稽古でした。
明日の2回目の通しに向けて
前回通しからの改善点を
ひとつずつ当たっていきます。

お芝居ってのは、
ほんと難しいもので、
やってもやっても
これがベスト100点!
みたいなものは、恐らくなくて。

それは演奏とか、ダンスとかでも
そうなのかもしれないけど、
やればやる程、
質は上がるしテンポもリズムも良くなるけど、
でも、なかなか上がらないこともある。
逆に言うと、深まらない、というか。
難しいのです。

今日、演出の虎本くんは
「気持ちが伝わる」
ということは、それは台詞をなんぼ強く荒くしても変わってこない、届かないんで。
その気持ちの奥にある、内に秘めた
「思いが強い」
ということが大事で。
氷山の一角の、その氷の下の沈んでいるところを膨らませてほしい……。

みたいな言葉をかけていて。

昔、私に芝居を教えてくれた方が言ってたことを思い出した。

その方は
「台詞は川のゴミだから」と言った。
とても語弊があるけど…
(作家は哀しいし、怒るやつやん!)

つまり、
ゴミはもうこっちに見えてるから。
演出は、お客様は、
そのゴミが流れてる川が
どんな川なんかを知りたいんやと。
荒々しい波で流れているのか、
静かな凪のように穏やかな流れなんか、
ヘドロのように汚い色の水なんか
泳いでいる魚が見えるくらい澄んだ水なんか
その川がどんな川なんかが一番大事なんやと。

役者はどうしても
出来上がった台詞をまず受け取るので、一番最初の台詞になる前の奥の奥の奥の所から、その人物を想像することが実は難しい。

本来の自分の要素と全く違うタイプの人間やったりすると尚更かな。

自分以外の何者かになるというのは
実に大変です。
もちろん自分に似ててもしんどいです。
似てても絶対自分じゃないんやし。

それでも
役者とは、それをすることで。

自分以外の誰かの人生を一瞬でも生きれるなんて
なんて贅沢な時間を生きてるんだろうと思う。

そして自分が演じた役は
愛したい、好きになりたいと思う。

最後まで
その人に近づけるよう
役者は足掻きます。
わたしもみっともなく足掻くよ!

あと2週間!
明日2回目の通し!
やるぜ!!!!!!


‼️当日精算でのご予約が可能になりました!‼️

SHASEN × ステージタイガー
「ヒマワリ」
脚本・演出 虎本 剛

◎物語
東京在住の高岩柑一は大阪に帰郷。取り壊しが決まった実家を整理することに。
畳と障子の木造家屋。柑一は懐かしく思いながらも、段ボールの山から母の日記を発見する。
そこに書かれていたのは若かりし日の自分。
そして仲違いしたまま死別した、昔気質な父・実の姿だった。

時は昭和。1970年代後半、夏の大阪。
黒電話が鳴り、ピンクレディーが歌い、アントニオ猪木がタイガー・ジェットシンと闘う中...
高岩家では高校生の柑一が、実と連日の親子喧嘩を繰り広げていた。
殴り殴られ、吹き飛ぶちゃぶ台!
柑一はとうとう家を出ることを決意するが、実の目には大粒の涙が光っていた。
その理由とは果たして...

笑って泣けて真っ直ぐアツい。
令和の時代にこそ届けたい、おせっかいで鬱陶しくて優しさ溢れる家族の物語。

◎日時
2024年
1月27日(土)19:00
1月28日(日)13:00 / 17:00
※開場は開演の30分前、受付開始は1時間前 

◎場所
近鉄アート館
〒545-8545 大阪市阿倍野区阿部野筋1丁目1番地43号あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階
近鉄大阪阿部野橋駅、JR・大阪メトロ天王寺駅下車すぐ

◎チケットについて
一般 3,800円
当日 4,000円

※全席指定席
※小学生未満などお子様の場合はご相談ください。

🌼テル窓口🔻
http://ticket.corich.jp/apply/290333/005/

予約が面倒だ、わかりにくい…等
ありましたら、テルまでご連絡下さい。

ご予約お待ちしてます!!!

泣きそうな白井くん。皆で抱きしめてあげよう
りかちのイイネ!が完璧ダネ!
見よ!この芝さんの関節技を!(意味違う。笑)
佐竹父ちゃんとテル婆さ…違う!テル母さんです!


 

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