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「獣手」という映画

「獣手」という映画を観てきました。
15年ほど前に、大阪で「JESUS FILM」というインディペンデント映画をずっと撮ってたんですが、その時の仲間の福谷孝宏くんが、プロデュースと主演を、和田光沙さんもダブル主演している映画です。
監督は夏目大一郎監督です。

観た後のトークゲストで登壇させてもらったんですが、福谷くん(当時の名前はまだ西野くんやった!)と会うのも15年振りやったし、流石にドキドキした。

映画は、まず、とても面白くて。
面白い、といってもだいぶ衝撃作です。性や暴力の描写もハンパなく振り切ってて。
俳優陣の役者魂の強さをビシビシ感じます。
でもだからその本気度が凄い。

少し怖いというかグロい描写もたくさんあります。
でもこれは、その15年前のJESUSFILM時代で散々やってたんで耐性があり全く大丈夫で。寧ろ、そのシーンで多少テンションあがる自分もいたわ。

色々衝撃シーンは多いんだけど、
実はラブストーリーでもあります。
見た目は全然変わってないんやけど、私が知ってた15年前の若かりし西野くんから遥か大人になった彼は、たくさんのことを乗り越えて、過去の自分を凌駕して、我武者羅にこの作品にかけたんだろう思いの深さを感じました。
結果、茶化すことなく、まっすぐな不器用な愛が溢れるヒューマンドラマでした。
とても美しい風景の描写もあり、それがまたJESUSFILM仲間の1人中島くんが撮影したときいて、グッときた。

合計4年くらいかけて撮ったそうなんだけど、相手役の和田さんが人生の伴侶ともなる、という結末もついてきて。正に西野くんの人生を変えた作品でもあるんじゃないかな。

離れた場所にいてるけど、芝居や映像のなんらかに関わっていると、またこうして会えるというのが凄く嬉しい。

そして、やっぱりたくさんの刺激をもらえる。

芝居でも映画でも音楽でも、何かを生み出そうとしている人、形にしようとしている人、演じる人、そこにいる人らが、「自分」を曝け出して、必死になってこそ面白いものになるんだと思う。


私も何をするにも頑張ろうと思う。

この獣の手に注目!
懐かしい話もしたよ。
サインさせて貰いました。
Japan Times に取材受けてた!
15年振り!全然変わってない福谷(西野)孝宏!
今日私でしたが。。
まだまだこの後の日程もゲストが登壇されます。

海外とかでも上映されてほしいな。

23日まで、十三シアターセブンにて
上映してます。
お時間ある方は是非!!

このシーンの画、好きやった。

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