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「大学無償化シリーズ②」(関西の出願状況1/31:無償化の影響)


2024年2月1日の途中経過によると、関西の国公立大学の出願状況に変化が見られます。


(1)関西の国立教育大に異変。


出願倍率・前年比(公立大)


兵庫教育大の出願低迷


兵庫教育大の出願率が下がっています。公立大無償化のため、志願者が兵庫県立大学の環境人間学部に移動している可能性があります。しかし、大阪や京都からの出願者にとっては、兵庫教育大が合格のチャンスかもしれません。


大阪と京都の同様の動き


大阪教育大京都教育大も似た現象が起こっています。教育学部はありませんが、無償化の影響で大阪公立大に志願者が移動していると思われます。


奈良県立大の出願増加


奈良県立大の出願は速いペースです。これは前年の低い出願倍率の反動と、大阪や兵庫の後を追って無償化があるのではないかという期待からかもしれません。



出願倍率・前年比(公立大



(2)関西の国公立大医学科の出願先に異変。


倍率・前年比(国公立医学科)

医学科の出願変化


奈良県立医科大では、小論文のみの前期試験の導入により出願が減少しました。これにより、大阪公立大医和歌山県医への志願が増えているようです。



今後の傾向



今回の分析は前年比のみに基づいていますが、入試方式の改革や大学無償化の動きによって、出願傾向は今後も変動すると思われます。受験生は早めに情報を得て、準備することをお勧めします。


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