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正解のない旅路in奄美大島

皆様ご機嫌よう。島ん人でお馴染みシンスです。

さて。
三泊四日のぶらり奄美大島就活旅行。
無事職場も決まり、住居も大体決まり、あとは移住するだけの段取りとなりました。

貧しかった幼少期、すっかり忘れていた思い出の甘味が、まさかの奄美名物あくまきだったり。
初対面の方と古武術の甲野先生の話で盛り上がったり、行く先々で楽しい事がおこり、ちょっと感動したりも経ました。

原生林を守るハブ。ケンムン。土着の神々に妖怪。山奥の小さな神社は混沌が守護。
海からは神々を迎え入れ、山からは英気が流れ、天と地からは光が降り注ぎ立ち上ぼり。
それらを島中に運ぶ道すがらに人は住み集落を形成。
海も山も町も人も自然体。

そんな良い話ばかりでは勿論ない。

過疎化が進む村。
どうにか未来へ繋がなければと始めた養殖事業。
そのせいで砂浜は死に美しい海岸は死んだ。

誰も悪くない。

沖縄の埋め立て用の土を採取するために、奄美の原生林は潰され神住まう山は無惨に削られ死んだ。

誰かが受け入れなければならない。

誰も悪くない。

都会の人工的な山ではない。
ケンムンたちが暮らす生きた山。
開発は村を豊かにするとは限らない。

海岸線のインフラは充分。
だけどそれだと土木は食べて行けない。
必要のない道を切り開かないと生きて行けない。

原生林は切り崩される。
誰も悪くない。

というか。

正解がない。

絶対に正しいという選択肢が見当たらない。

それら全てをひっくるめて、奄美の人は人生を島を大切に丁寧に生きている。

そう感じました。

あと大島紬はヤバい。
国をあげて保護しないと。
あの作業工程や緻密な作業は、恐らく今後AIがちょっかい出してくる産業になると思う。
そうなって、職人の伝統技術が失われてしまうと、二度と再興不可能になると思う。
ばっしゃばっしゃ補助金入れて職人の収入守らないと。

視力がよくて根気がある若くて財産ある方。
是非。

真守流魔道のサポートは喜んでお受け致します👍