芸歴27年の配信活動が悲惨過ぎる。


 まん☆だん太郎というピンの芸人さんがいます。
芸歴は27年を超え、漫談をメインに活動している。ちなみにR-1ぐらんぷり2020では1回戦落ちでした。不慣れな中、いろいろ参考にしながらネット配信に精力的になっているのは素晴らしいですが、取り上げる内容が悲惨すぎて逆に聞いてしまう。
 ツイキャスで話したことをポコチャに同時配信して、YouTubeにも同じ動画を編集してのせるのが基本の活動です。ネタはいろいろなものに取り組むが、自虐ネタの説得力がすごい。「売れません」「売れる予定がありません」「まあ売れませんからね」というセリフが非常に多く、面白く見られることもあるのだが、たまにネタを卑屈さが超えてくるときがある。それを目にすると僕は毎回、自分の人生を見つめ直してしまう。ヤミ金融ウシジマ君を読んだ後のような不安を与えてくれる。

 名付けるなら絶望芸人

 随所に潜む絶望感。これは亡くなった時に閲覧数を上げるための振りになっているかのような人生動画です。戦略的に芸歴長い芸人の絶望をコンセプトにやっているのかどうかは不明だが、芸人史上、これほど哀愁があるものはあっただろうか。
 動画は無料で見れるので、見たことある人もいるかと思います。何も考えないで見ると、何ら内容のないような動画だが、解説を入れるとなかなか「検索してはいけない」シリーズに入っても良さそうな内容でもある。そんな、まん☆だん太郎の動画(YouTube)の見方をひたすら説明する。まん☆だん太郎動画完全マニュアルです。

 いまいち芸人を辞める踏ん切りがつかない方、日常に不安を煽りたい方にはお薦めです。

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