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JR北海道、弾丸旅行完乗の旅その3

 昨日が、初っ端から特急に乗りそびれた為に、根室からの折り返しが最終になったのでは、以前の日記で書きました。

 8時57分の釧網本線快速にこれから乗るのですが、乗り鉄をしている人間からすると遅い方です。

 というのも、一本前の始発で行っても、そんなに後の効率がよくないので、今回は、そこから旭川に行って、宗谷本線で残っている、名寄駅まで折り返そうとしますが、多分観光目当ての人は、こんな酔狂な事はしないでしょう。

 でも、逆も然りで、乗り鉄の立場から見たら、かなり勿体ない乗り方をして、乗り残しを、全国的に残しまくる。という様に写るのです。

 斯様な訳もあり、同志の人間はあまり多くなく、勢い単独行動。という事になります。

 ありがたい事に一番線なので、改札抜けたら直ぐに乗ることが出来ます。朝ご飯ゆっくり食べて、ギリギリで乗ってきた為、短コロ(一両編成の事をこう言う)だといくらボックスシート(昔良くあった対面式の4人がけシートの事)は微妙に埋まり、通勤電車よろしく、端かけのロングシートに座ります。

 此処は、北海道でしか見られない自然が特徴で、そこに行くには、ツアーやボートに乗る必要があるのですが、塘路、釧路湿原、川湯温泉など、意外にもポロポロ降りる程度で、意外と長く乗っている印象です。

 日本は7割が山地なので、この路線も摩周を越えた川湯温泉と緑駅の間が最高地点、言われなくても何となくわかるのは、生えている植物が変わって来るからです。

 そこから一気に降りると、知床斜里なのですが、平成10年までは斜里駅でした。とても遠い知床を付け加えたのは、京都の貴船口と同様の観光目的の理由が大きいと思います。半世紀前の、金津を芦原温泉駅に変えた様に。

 斜里からは一転してオホーツクの海を絶妙のチラリズムで見せてくれます。

 途中、名刺や、昔の定期券や切符などが、駅舎の壁に所狭しと貼り付けている、北浜駅などは、降りてたちよりたいですが、例によって、ローカルルール的な開業時間に阻まれ、簡単には行かせてくれません、終点には終点で御目当ての列車が待っているのですから。

 本当は、何処かで降りてのんびりと過ごすのには最適な線でしょうが、乗り潰しの目的のため、あっさりと網走について、例の名物の駅名の看板を撮るのが、乗り鉄の細やかな観光なのです。

 

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