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土浦さんぽ どてきんと幻の線路

この半年、土浦に通ってるがやっとゆっくり散策できた。
ここ2年、茨城県に来る機会が急に増えた。
土浦は、常磐線で東京から1時間弱。特急だと2駅なのであっという間に着いてしまう。

駅前はこんな感じ。
元々はイトーヨーカドーが入っていたらしいが、ここに市役所が入っている。
駅前には他にも図書館などの公共施設がある。
そのためか、周りにあった商店街はほとんどお店がない。

少し歩くと、モール505というショッピングモールを発見。(全長505メートル、当時日本最長だった?らしい)

上に走る首都高みたいな道路は、高速道路ではなくて、土浦ニューウェイという一般道路。
できたのは筑波万博が行われた1985年。
川口川という川を埋め立ててつくったらしい。

ショッピンモールをつくった思いが当時の市長の石碑に残されていた。
筑波研究学園都市の整備から土浦の地域も近代化を図って、ここに新交通システムの線路と駅をつくろうという都市計画があったみたい。

モール505は3階建だが空室が目立つ。
エスカレーターも止まっている。
幻の駅と線路。時が止まったみたい。

周りには立派な建物も残っていて、かつては城下町と水運で栄えた歴史を感じることもできた。

かつて土浦から筑波鉄道という鉄道が走っていて、その廃線跡はサイクリングロードになっているらしい。
今度はサイクリングしてみよう。
駅ナカにはサイクリング拠点もある。

少し足を伸ばして霞ヶ浦に注ぐ桜川を渡ってみた。

川のほとりにあったのは、土浦の名物らしい「どてきん」。

大判焼きのようですが、お店のお姉さんに聞くと、

「このあたりでは『きんつば』って言うのよ
で、土手できんつばを売ってたので『どてきん』!
川の工事で立ち退いてこの場所に移ったから、川の中だね」

創業90年の超老舗のどてきん、なかなか奥深いです

しかしこのどてきんの形状、生地がはみ出しすぎてて、もはや形がないです。
この粗っぽさがなんともいい感じですね。

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