見出し画像

先生は友達ではありません〜学級崩壊しないために

もうすぐ新年度が始まります。
4月から初めて担任をする先生、本年度の学級経営がイマイチだった先生へ学級経営に失敗しないための一つのポイントを紹介します。

誰でも学級の子どもたちに慕われる先生になりたいです。
だからと言って優し過ぎたり甘やかしすぎたりしてはダメです。
教師は友達ではありません。
教師と子どもたちには、ある程度の距離感が必要です。

まずは言葉遣い

先生に対する返事は、「うん」ではなく「はい」です。
常体ではなく敬体で話させます。
「〜です。」「〜ですか。」「〜ます。」
全体に指導し、できない時には言い直しをさせます。

名前は〜さん付けで

〜さん付けは、相手が子どもであっても一人の人間として尊重していますよ
という意味も含まれます。
上から目線の呼び捨てや〜ちゃん付けはNGです。

先生だけのエリア

次のことを子どもたちに伝えます。

教卓とその横や後ろにある先生用の棚には触らない。
教卓エリアには入らない。
教卓の引き出しは開けない。
先生用の椅子には座らない。

「大切なものがたくさんあるから。」
という理由を伝えます。

実際にあったこと

休み時間、担任がいない時に先生用の椅子に勝手に座っている学級を見たことがあります。また、子どもが担任の膝の上に座っていることも・・・。
今ならセクハラですね。
こんな学級は学年末には学級崩壊していました。
担任の指示には従わなくなってしまったのです。

チャイムの合図を守る

チャイム1分前には着席。
チャイムと同時に号令。
始めと終わりも守ります。
先生から守ります。
とは言っても、どうしても守れない用事がある時があります。
そんな時は「遅れてごめんね。」と謝って授業を始めます。

授業の終わりも、もう少し、ここまでは、と思ってもあきらめましょう。
チャイムがなったら、子どもたちはもう何も聞きません。

聞く・聴く姿勢を!

話をしっかりと聞かせます。
学級全体を見回して、先生の目を見るまで話は始めません。

話を聞く姿勢は全ての基本です。
年度始めにしっかりと身に付けさせたいことです。

学級経営は最初が肝心です。
子どもたちはこの先生はどの程度許してくれるか試しています。
(意識していなくても!)

(注)友達ではないから昼休みなどに遊んではいけないということではあり
   ません。子どもたちと遊ぶのは、学級経営上有効です!


この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞