あんずT

子育てしながらの教職経験36年後に定年退職しました。全学年とも複数回担任、複式学級や特…

あんずT

子育てしながらの教職経験36年後に定年退職しました。全学年とも複数回担任、複式学級や特別支援学級の経験もあります。研究主任8年、論文複数回入賞、教育功労賞受賞しています。学級づくりや授業づくり、指導方法など、自分の経験をこれからの先生方に届けたいと思っています。

最近の記事

何事にも理由を!〜新年度の準備

4月はやるべきことが多くてとても忙しいです。 でも全てが新しいスタートなので、私は好きでした。 新年度の準備の一つとして、全てのことに理由・根拠をもっておくことをオススメします! (たくさんありますが・・・) 私は、若い頃に先輩の先生に教えていただいてから、 必ず理由を考えるようにしました。 子どもたちに指導する時にも ただ「こうしなさい。」というだけでは伝わりません。 理由を伝えることで、子どもたちも納得して行動できます。 保護者から質問を受けることもあります。 理由

    • 先生は友達ではありません〜学級崩壊しないために

      もうすぐ新年度が始まります。 4月から初めて担任をする先生、本年度の学級経営がイマイチだった先生へ学級経営に失敗しないための一つのポイントを紹介します。 誰でも学級の子どもたちに慕われる先生になりたいです。 だからと言って優し過ぎたり甘やかしすぎたりしてはダメです。 教師は友達ではありません。 教師と子どもたちには、ある程度の距離感が必要です。 まずは言葉遣い 先生に対する返事は、「うん」ではなく「はい」です。 常体ではなく敬体で話させます。 「〜です。」「〜ですか。」

      • 当番活動と係活動との違い

        当番活動と係活動は意味が違います。それを分かった上で指導実践していきたいものです。 当番活動 当番は学級生活をする上でないと困る仕事で交代でするものです。 <例>  給食当番・清掃当番・日直・配り物・窓の開け閉め・台ふき・本並べな  ど。 給食当番や清掃当番は、どこの学校でも必要な当番活動で月交代ですることが多いです。 <例>  ・給食当番は、1ヶ月交代でします。  ・日直はその名の通り、1日交代でします。  ・週直でする先生もいます。 係活動について 係は、なくて

        • 持ち物と提出物〜新年度に向けて

          新年度にすべきことはたくさんあります。 今回は個人の持ち物をどこに置くか、提出物をどこに出すかを 決めておくことについてです。 先生がいなくてもできるように! 何をどこに置き、どこに出せばよいのかを決めておくことで 登校後の朝の準備がスムーズにいきます。 逆に決めていないと、朝、大混乱します。 登校後、先生が教室にいなくても、子どもたちが自分でできるように 指導しておくことが大切です。 <個人の持ち物>ランドセル、体育着や上履き入れなどの手提げ袋 鍵盤ハーモニカやリコー

        何事にも理由を!〜新年度の準備

          そのまま使える 年度末の通知表所見

          通知表の所見で悩んでいませんか? 私も若い頃はとても苦労していました。 所見を書くときのコツをつかみ、文末表現を工夫するだけで  キラリと光り、子どもがやる気を出し、保護者に信頼してもらえる文章になります。 学年最後の通知表は、もう担任として指導することはできないので その点を注意して書きましょう。 特に、これまでの通知表で書いている指導や支援の内容が どう変容したのかを書くことが大事です。 そのままでもいいですし、アレンジしながら使っていただいてもいいです。少しでも参考

          有料
          300

          そのまま使える 年度末の通知表所見

          「得意」をつくろう

          教師として この1年間様々な力を身に付けてこられたことと思います。 もちろん、経験年数の分、指導力がますますUPされた先生方もたくさんおられることと思います。 多用な中、自分の指導力向上のために努力しておられる先生方を尊敬します。 得意な教科指導・特技は? 教師として、これは得意、指導に自信がある と言える教科等がありますか!? 教科指導力・授業力 特別活動指導力 学級経営力 学力向上 音楽・美術・スポーツなどの特技 生徒指導 ・・・・・など 学級経営がうまくいく

          「得意」をつくろう

          意外と大変! 学年末の片付け

          思っている以上に時間がかかる 通知表、指導要録、学級編成、教材の整理、校務分掌の引き継ぎ資料、パソコンやタブレットのデータ整理、教室の片付け、掃除・・・etc. 多用な学年末です。 そんな中、自分が思っている以上に時間がかかるのが教室の片付けです。 教室の片付けと掃除 掲示物はがし、作品返却、教材・教具の確認と整理、プリント類の処分、ラベルはがし(棚・壁・机・椅子・靴箱など)、教師用事務机、棚のもの、教師用指導書類の確認、拭き掃除(窓のさん・黒板や棚の上・掃除道具入れの

          意外と大変! 学年末の片付け

          聞くと聴く〜年度当初に伝えたいこと

          新年度に向けて 採用が決まった先生方は新年度に向けて いろいろと準備をしておられるのではないでしょうか?! 現在担任の先生方の中にも来年度はこうしたい、ああしたい という思いをもっている先生もおられるのではないでしょうか?! 私は毎年思っていました。 今度こそ!来年度はもっと!と・・・・。 年度当初の2〜3ヶ月で決まる! 学級経営は始めの2〜3ヶ月が重要です。 ここで1年が決まると言っても過言ではありません。 最初の3日間、1週間は特に大事です。 子どもたちに伝え

          聞くと聴く〜年度当初に伝えたいこと

          教室環境で子どもは変わる!

          教室の環境は整理整頓から 教室環境は子どもが良くも悪くもなる大きな原因の一つです。 室内の乱れは心の乱れです。 分かっているけどなかなかできない整理整頓。 でも、これが結構大切なのです。 いろいろな学級を見てきましたし、自分自身の経験からも確信していることの一つです。 新年度当初に、何をどこに置くか、どの向きでどのように置くかを決めておき、子どもたちにしっかりと指導することをオススメします。 置く場所・置く向きを決める ・机の並べ方 ・ランドセルの向き ・体育館シュ

          教室環境で子どもは変わる!

          仕事は効率よく! 小学校の先生へ            メモと順番と隙間時間

          小学校の担任の先生は多忙です。提出物の確認、連絡帳への返信、子どもの健康状態の確認、プリントやノートのチェック、校務分掌の仕事、文書作成、アンケートの回答(これが結構多い)、各部への提出物、給食指導、清掃指導、子ども同士のトラブルへの対応、時には、保護者からのクレームへの対応、そして一番大切にしたい授業、授業の準備・・・・・etc. 少しでも効率よくして、自分の時間を確保したいものです。 見える化する 何をしなければいけないのかをメモすることをオススメします。 私は、毎

          仕事は効率よく! 小学校の先生へ            メモと順番と隙間時間

          なぜ勉強するの?〜私はこう答えます!

          なぜ勉強するの?なぜ勉強しないといけないの? 子どもたちからよくある質問です。 私はこう答えてきました。 無限の可能性を秘めているから 子どもは無限の可能性を秘めています。 それがどんなことなのかは子どもの時には分かりません。 勉強を頑張ると、その分可能性が広がります。 脳のいろいろな部分を鍛えるために 頭の中の脳は場所によって役目が違います。 いろいろな部分を鍛えて いろいろな力を身に付けるために いろいろな勉強をするのです。 国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作

          なぜ勉強するの?〜私はこう答えます!

          学力は心も育てる〜実感したこと

          担任として、また、我が子のクラスの様子を見てきて 私が実感したことです。 学力が高いクラスは 学力の高いクラスや学年は意地悪が少ないです。 そして、呼び捨てが少ないです。 勉強ができなくていいと本気で思っている子はいません。 みんなできるようになりたいし、できた方が嬉しいのです。 子どもたちは、勉強ができないから、分からないから、つまらないのです。 つまらないから、人にちょっかいを出すのです。 勉強をして学力が向上することで、人の気持ちや考え方、生き方などを理解する知識

          学力は心も育てる〜実感したこと

          小学生向け 顔の描き方テクニック

          図画の時間に、こんな悩みありませんか? 小さくなってしまう顔 お人形さんになってしまう顔 漫画チックになってしまう顔 どう指導したら人間らしく大きく描けるのだろう? また、色塗りも単色でさっと塗るだけで「終わりました。」と言ってきませんか?どう指導したらもっと工夫できるのだろう? 顔は大きい方が、表情や気持ちが表現しやすくなりますし、見る人にも伝わりやすくなります。 ちょっとした指導や声かけで子どもたちの絵は変わります。 色々な方法やテクニックがあると思いますが、

          有料
          1,200

          小学生向け 顔の描き方テクニック

          自己紹介

          初めまして。 子育てしながら36年間、教職の仕事を続け、定年退職しました。 現役中は、1年生から6年生までどの学年も同じ回数ほど担任をしました。 複式学級の経験も5年あります。 授業を通しての学級経営に力を入れていました。 子どもたちが意欲的に取り組める、全員が参加できる、学力が向上する授業づくりに努めていました。 特別支援学級も最後の年に経験しました。 とても勉強になりました。 もっと早くに経験していればもっといい指導支援ができただろうにと、反省も多くあります。 研究主

          自己紹介