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そのまま使える 年度末の通知表所見

通知表の所見で悩んでいませんか?
私も若い頃はとても苦労していました。
所見を書くときのコツをつかみ、文末表現を工夫するだけで 
キラリと光り、子どもがやる気を出し、保護者に信頼してもらえる文章になります。

学年最後の通知表は、もう担任として指導することはできないので
その点を注意して書きましょう。
特に、これまでの通知表で書いている指導や支援の内容が
どう変容したのかを書くことが大事です。

そのままでもいいですし、アレンジしながら使っていただいてもいいです。少しでも参考になれば嬉しいです。


1 所見の書き方の原則

書く順番

学習面や生活面を次の順番で書きます。

1 事実(子どもの成長の様子)
     ↓
2 事実への感想・意見(価値づけ)
     ↓
3 支援・指導(励ましやエール)

⭐️ 全体的なこと⇒部分的なことを基本として
⭐️ 生活面のこと⇒学習面のこと
⭐️ 学習面のこと⇒生活面のこと
どちらかの順番で書きます。

その子が特に頑張っている方から書くとよいです!

生活面の内容

挨拶や整理整頓、昼休みの過ごし方、友達との関わり
係活動・当番活動への取り組み、給食や掃除の様子 など

学習面の内容

授業中の態度(姿勢・聞き方)、発表(意欲・発言内容)
グループ活動の様子、よくできていた教科での様子
ノートやワークシートの記述で際立っていること  など

なかなか書けない子がいたら

その子をじっと観察して、当たり前のことでも
できていることを見つけて書きます。
例えば
・休み時間に教科書やノートの準備ができている。
・身の回りの整頓が上手
・手洗いをしっかりしている。

次に文末表現の例や学習面・生活面で使える文例を紹介します。

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