エリクソンの発達段階説


以前から心理学書を読んでいて、不思議に思う視点があります。
例えばエリクソンの発達段階説。人の発達は段階を追って発達するという仮説です。
最初に訪れる段階が「信頼 対 不信」なのですが、初めから「人は信頼して次の段階へ進む」という前提の基に書かれているような印象を持ちます。
もしはじめの段階が「不信」だとしたらどうしたらよいのでしょうか。

虐待被害児には大人に苛められた経験により、「不信」に陥っていることが多くあります。
エリクソンは「信頼することに失敗したらどうすればよいか」までは考察を進めていなかったのでしょうか。

もし信頼できなかったら、信頼できるような環境を与えれば信頼できるようになれるんだと、私は考えています。
そのための良い環境・良い人を、社会的に被害児たちにも提供できるようになれればいいなと、私は感じています。

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