のぞみ母さん@虐待サバイバー

当事者の居場所=実家を作る人/日テレニュース2回出演/共同通信/当事者団体しんか(再活…

のぞみ母さん@虐待サバイバー

当事者の居場所=実家を作る人/日テレニュース2回出演/共同通信/当事者団体しんか(再活動準備中)/家族法改正/真実の愛に生きる/毒親⇒虐待⇒7つの精神疾患⇒P活/依存⇒継父に救われる⇒東北福祉大学卒⇒フルタイム就労⇒継父病死⇒ #グリ下 キッズ #当事者 活動 ⇐今/

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子ども虐待被害当事者の社会参加推進団体 『しんか』 へようこそ!

<しんかについてのご紹介>   ― 『しんか』の名前について ― 「被害者として、一人の人間として、後退も停滞もしたくない。常に前へと変わり続けていたい」。『しんか』はそんな想いを込めつつ、ダーウィンの進化論の系統樹のイメージを基にして名付けられました。 私たち被害者は、多様な在り方を常に否定され、「要らない子」「有害な子」という一面的な存在価値を絶えず与えられてきました。しかし本来の私たちの在り方とは、実は多様性を持つ自由で柔軟な在り方です。自らの存在価値を与えるのは他者で

    • 福祉新聞に掲載されました!(20101011掲載分/再掲載)

      • 本当の笑顔

        皆さんは笑っていますか? 腹の底からの笑顔ってありますか? 私はあります。よく笑います。 元々、被害環境にいた頃は、私は無表情で全く笑わない子でした。 笑うこともとても好きではなく、お笑い番組もとても好きではなかったです。 元々、虐待のある環境下においては、「笑う」必要も無かったわけなので、当然ながら笑ったことがありませんでした。 しかし継父は違いました。生き方が明るくて笑顔が絶えない人でした。私とは正反対です。 その笑顔が当初は好きではなかったです。幸せそうな笑顔を向け

        • 一番効果があったPTSDの治療法

          巷には、カウンセリングや認知行動療法など、さまざまな治療法が溢れております。 しかし、私が虐待環境から抜け出た1990年代当時は、まだ虐待の認識もなかったし、児童虐待防止法も無く、子どもに人権はありませんでした。 もちろん、カウンセリングなどを行っている所はわずかでした。 私はカウンセリングや催眠療法などを試しましたし、治療法の無い時代に生きていたので、私の命の恩人=弘父さん と一緒にさまざまなオリジナルの治療法を開発していきました。 思いついたことは試し、試しては考えて修

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        子ども虐待被害当事者の社会参加推進団体 『しんか』 へようこそ!

          新潟日報に掲載されました!

          (※2010年にブログに掲載した記事を、noteへ転載しております) 2010年9月16日付の新潟日報で、「しんか」の活動をご紹介いただきました。 せいかつ面の特集記事、「虐待と向き合う<下>」です^^ 以下、記事からの転載です。 ”自身も実父から身体的虐待やネグレクトを受けた新潟市の高橋のぞみさん=活動名=も、被害児の自立に向けた取り組みは不十分だと感じる一人。支援が欠かせないと考え、今月11日、虐待被害の当事者団体「しんか」を設立した。「しんか」は毎月1回「当事者の

          新潟日報に掲載されました!

          児童虐待防止法がもたらしたもの

          児童虐待防止法が施行されて今年で24年経ちます。その間に多くの子どもたちが救出されました。 また、残念ながら、発見の遅れ等の理由で亡くなられてしまう被害児もたくさんおります。そのような現状に対しては、一当事者として残念であり、また哀しく思います。もし生き返ってくれるなら何でもしたいとの強い想いもあります。 ただ、確実に救出されている子どもは増えていますので、これからもますますの救出態勢の強化を願うばかりです。 児童虐待防止法がもたらしたのは、上述したような救助体制の整備だ

          児童虐待防止法がもたらしたもの

          当事者だからできること

          虐待被害当事者って無力なんでしょうか。 誰かからの援助って必要なんでしょうか。 もちろん援助は必要です。厳密に言えば、必要な時期があるです。 ですから、専門家の方々の援助は必要です。 けれども、当事者だからできることだってあるんじゃないでしょうか。 例えば、通帳の作り方。または、お風呂の入り方。 そんなこと教えなくても分かるでしょ?とかって言われそうですけど(^^ゞ けっこうこれで、人間って教えられないと知らないんです。 私、18歳でボディブラシ知りませんでした。お風呂

          当事者だからできること

          虐待者はいつから虐待者となるのか

          ‏ 虐待者は生まれつき虐待を行う要素を持って生まれるのでしょうか。それとも後天的な環境などから変化して生まれるのでしょうか。 虐待者が虐待を起こす年齢はまちまちです。 親になったからすぐに虐待親となる人ばかりではなく、子どもの養育途中から急に虐待し始める親もいます。また養育途中から徐々に虐待し始める親もいます。 原因もさまざまですので、一概には言えません。 ですから、幼い子どもばかりがはじめから被害を受け続けている事例ばかりではありません。ある程度大きくなってから被害を受

          虐待者はいつから虐待者となるのか

          被害者から回復者へ・・・

          虐待被害の報道が日々目に付きますが、メディアでは助けられた人の記事は出ないですね。 まぁ、プライバシーの問題があるためかもしれません。 救出された多くの被害児はいるはずなんですが・・・。 これからの虐待問題の課題はアフターケアだと感じています。児童虐待防止法は施行されましたが、保護児童に対するケア・リハビリに関する制度はまだありません。 救出できたなら、あとはどれだけ回復できるか。それは今後の社会的なレベルでの課題となるでしょう。 「人によって傷つけられた傷は、人によって

          被害者から回復者へ・・・

          エリクソンの発達段階説

          以前から心理学書を読んでいて、不思議に思う視点があります。 例えばエリクソンの発達段階説。人の発達は段階を追って発達するという仮説です。 最初に訪れる段階が「信頼 対 不信」なのですが、初めから「人は信頼して次の段階へ進む」という前提の基に書かれているような印象を持ちます。 もしはじめの段階が「不信」だとしたらどうしたらよいのでしょうか。 虐待被害児には大人に苛められた経験により、「不信」に陥っていることが多くあります。 エリクソンは「信頼することに失敗したらどうすればよい