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気持ちの良い飲食店

気持ちが良い飲食店というのは、店員が明るいということだと思うが、とにかく店主と使用人が仲睦まじいのが気持ちがよい。仕事をしながらも明るい人間関係が、客を楽しませてくれる。

最近の飲食店は、マニュアルがしっかりしてるので、客への応対は丁寧だと思うが、ファミレス等の大きな飲食店は、厨房の中が覗けないので、職場の雰囲気が仲睦まじいものなのかは分からない。しかし、小さな個人店は、カウンターの中が見え、中のやり取りが丸見えなので、人間関係を隠しようがない。それだけに雰囲気の良さも悪さも直ぐに客に伝わる。

ある中華料理店は、年配の婦人と若い従業員が明るく話をしながら仕事をしていた。面倒見の良い女性らしく、若い方も慕っているようだった。雰囲気の良さを味わいたいというそれだけの理由で入り、何度か店に入った。つい最近、この店の前を通ったら、閉まっていて、閉店のあいさつが掲示してあった。40年間営業の後の閉店らしい。ちょっと淋しい。

これとは反対に気持ちが良くない店は、どういう店だろう。やはり、店主が従業員に不用意に小言を言うのは聞いていて楽しくはない。「今日無断欠勤だ」とそこにはいない従業員に独り言の文句を言っていた店、皿の洗い方が悪いとつっけんどんにしかる店、気持ちは良くないし、また来たいという気持ちがなくなる。丁寧に教えるように叱るのなら見ていて気持ちが良いだろう。

飲食店は、料理の味か、店の雰囲気か?
料理の味が良ければ客足は伸びるだろう。しかし、店の雰囲気が悪いと、料理が良くても足は遠のく。雰囲気が良かったら、料理は普通でも、又行ってみようかと思う。


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