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スリランカ:国家財政破綻?暴力的な抗議行動続発

感想:中印の狭間でいいとこどりしようとして、借金漬け。観光産業はCOVIDで壊滅的で、外貨が底をつく。IMFに介入されると今までの政策全ておじゃんなので、最後まで拒否してた模様。やっぱり、国(政府)は、地政学的な競争から利益を得ようとするのではなく、未解決の経済問題を解決するために投資と貿易を促進する必要があります。てことかな。

スリランカは、食糧と燃料が不足する中、国が財政破綻の危機に瀕しているため、リーダーを転覆させるための激しい抗議に爆発します。

04/05 スリランカ大統領、非常事態宣言を解除 与党連合から大量離脱

....大統領の弟のバシル・ラジャパクサ財務相に代わって新財務相に指名されたアリ・サブリ氏も、国際通貨基金(IMF)の融資プログラムを巡る重要な交渉を控え、わずか1日で辞任した。....了

スリランカ、ウクライナ問題が駄目を押してデフォルト不可避の状況に~隣国インドは全方面で地政学リスクに晒される懸念、国際秩序の在り方にも影響を与える可能性~

https://www.dlri.co.jp/report/macro/185654.html

抜粋

スリランカは、ここ数年の対中接近の結果として「債務の罠」に陥る一方、一昨年来のコロナ禍は主力産業の観光業の足かせとなり、財政及び対外収支ともに悪化している。商品市況の上昇は物価高を招くなか、ウクライナ情勢の悪化による商品市況の上振れは外貨不足による輸入困難も重なり、電力不足や物価高騰などで市民生活は混乱している。反政府デモは大統領や首相の辞任を求めるとともに、一部が暴徒化する事態に発展している。政府は閣僚辞任による挙国一致内閣の発足を目指すも、与党連合は大量離反により少数与党に転じるなど政権運営は困難が増している。IMFからの支援についても、窓口となる財務相は交代から1日で辞任するなど混乱は必至であり、デフォルトに陥る懸念も高まっている。同国の行方は隣国インドに影響を与える一方、パキスタン情勢の不安定化も重なり、インドは全方面で地政学リスクに晒されつつある。ウクライナ情勢の悪化は国際秩序の在り方にも飛び火する形で影響を与えつつあると捉えることが出来よう。了

参考


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