Life of New Balance #1
:::対比して常に進化する:::
「NUMATAの靴買ってやろうか?」
名字の“N”から、New Balanceをそう名付けた親父には笑ってしまうが、小学生の僕には印象的だった。だけど自分には少しアンバランスな気がして、一度も履くことなく大人になった。
1年ほど前、〈Aimé Leon Dore〉のPVを見て事態は一変した。僕が一目置くN.Y.のバーバーショップ「Mildred」を舞台に、バスケ好きのキッズ達が登場。足元には“N”の文字。あまりにバシッとハマったNew Balanceに心が奪われた。
入手困難な「550×Aimé Leon Dore」が買えたのはラッキーだったが、サイズをミスるというまさかのアンラッキーなデビュー。今は「Mildred」をオマージュした白いタイルが際立つ自分の店で、オールブラックの「992」を愛用中だ。対比する双方の思想を組み合わせるのは面白い。時に生まれる違和感も、なぜか心地良くてクセになる。だってみんなチョコミント好きだろ?スニーカーなのに高級素材、なNew Balanceもまた然り。
履き心地はまさにキングオブスニーカー。おかげで息子を保育園へ見送るフットワークも軽く、早朝出勤するというライフワークバランスまで整った。
自らの体験から得た新しい感覚と共に進化していきたい。きっとそこから人にギブできるものが生まれると思うんだ。「NUMATAの靴」を履く息子も、日々進歩を見せてくれて頼もしいよ。
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