エンタメの洪水に溺れて。


久々に戻ってまいりました。

TSUTAYAで「コミック5冊無料レンタル」というクーポンをもらい、コミックの分野はそれほど詳しくないので何を借りようか迷いつつ、

「ブルージャイアント・エクスプローラー」を5巻まで借りる。

映画化もされたヒット作の続編だ。仙台から上京、一流サックスプレイヤーとしてのし上がっていく主人公が、この「エクスプローラー」篇ではついに憧れの地アメリカにわたり、西海岸から出発して各さまざまな土地を行脚していく。

このシリーズでは一番最初の1巻を読み、そのあと映画版を観た。やはり音楽がついてるので映画のほうはよかった。サントラをユーチューブでヘビロテして聴いている。

ただストーリーのほうは、トントン拍子にうまく運びすぎで、主人公自身もとくに挫折することも苦悩する部分もなく、やや興ざめな感じはあった。こんなにうまくいくかよっって。

まあそれは、人生あまりうまくいってない自分のひがみもあるのかもしれませんw

さて、TSUTAYAから借りた5冊を7泊8日のうちに読破しなければならず、現在必死に読み進んでいる途中です。

また、契約しているスカパーから最近「16日間多チャンネル視聴プレゼント」なる告知が届いて、これにも申し込む。

映画を中心に気になる番組を録画しまくっている。見たそばから消去はしてるけどハードディスクは常に満杯だ。さらに見られるチャンネルが増えたらいったいどうなるか自分でもこわい。

ほかにも近所の図書館から本と一緒にDVDも借りてきてて、これも1週間以内に見て返さなきゃならないし。

ツタヤとちがってこっちは返却遅れても延滞料とられないので、けっこう期限オーバーしてます。反省。

本も読んではいますがネットを始めてから読書量はずいぶん減りました。まあ読書は読んだ冊数が全てじゃないとは思いますけどね。

それよりも最近では、こんなに本ばかり読んでても何の意味があるのだろうみたいな疑念が強くなり始めて。

何か借りようと図書館の棚の前に行っても茫然としてる自分がいます。

うーん、読みたい本は多い。しかしこれだけの本を集中して読める時間はあるのか‥‥。

もちろん自宅にも本をはじめ CDやDVDが山積み。

一度読んで面白かった本は当然手元に保存、DVDだってまた観ようと思うから揃えてるけど、録画の消化に追われてちっとも観れない状況。

活字、映像、音楽含めてこんなに大量の作品を次から次へ吸収することにいったい何の意味があるんでしょうかね。

いや、吸収できてるならまだいい。けして自分の血肉にはならず、その場で忘れてしまうような作品も多い。その方が圧倒的に多い。

結局この状態は、自分にとって「本当に必要な作品」を闇雲に、脈絡もなく探しまわってる状態なんだろうなあ。

「本当に必要な作品」はそれほど多くなくてもいいし、必要な作品を探してジャンルの幅をいたずらに広げる必要もない。

職場に映画好きな人がいて、その人が観るのはひたすらビルや車が爆破されたり撃ち合いが続くいわゆる娯楽アクション映画ばかりなのだが、

仕事の合間に雑談しながら、いかにその作品が面白いかを熱を込めて力説する。

正直その人がうらやましくて仕方ない。

自分にも好きな作品はたくさんあるけれど、その良さをこんなふうに熱心に語ることはできないだろう。 

まあ、名作も駄作も区別なく観まくるのが真のシネフィルだとも言われますが、

タランティーノならまだしも、俺は映画関係者でもそれでメシを食ってる人間でもないからなあ。

これからは本当に自分にとって必要な作品を限定していかなければなあと思いつつ、じゃあいったい何が必要なのって自分に聞いてもいまいち判然としない。

そんな問いかけがこの先しばらく続きそうだ。

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