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GL突破には勝利+大量得点が期待された試合でキッチリ回答。期待の新戦力エカニット パンヤのデビューを自ら祝うゴール含め6発快勝!! 10/4 VS ハノイ。

Ciao!!
10月に入りずいぶんと秋めいた空気が感じられる今日この頃、みなさまどうお過ごしでしょうか。
食欲の秋がやってまいりましたが、うーん、自制が利くか心配な私ですけども皆様も食べ過ぎ、飲み過ぎにはご注意ください。

さて、我らが浦和レッズは10/4にACLグループリーグ第2節。
埼玉スタジアムにハノイを迎えました。
スターティングラインナップは以下の通りとなっております。

またベンチには期待の新戦力エカニット パンヤ、ユース卒の堀内 陽太が初めて入りました。

ポイントはやはり勝ち点3はマスト。
浦項がアウェーで4-2で勝っていることも考えれば、それ以上の大量得点が求められる試合になりますよね。
リーグ戦2試合のサスペンド中のホセカンテ、最近になってコンディションを上げてきている髙橋の2人がどれだけゴールに絡めるか、そしてこの2人のフィニッシャーにどれだけ良いボールが提供できるか。
何にせよ早い時間の先制点がポイントになりますよね。

さて、試合を見ていきたいと思います (* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

試合はいきなり動きます。
9分。
左からのコーナーキック。
岩尾のキックは密集から逃げてファーサイドに流れたカンテがダイレクトボレー。
これをイェプトビッチ選手が蹴りだそうしたボールが同じく防ごうとスライディングしたファム トゥアン ハイ選手に当たってゴールへ入り、公式記録はオウンゴールになりました。

狙い通り早い時間帯で先制ゴールを挙げたレッズは更に攻めます。
11分。
マリウスから左サイドの関根へ。
右WBが上がってしまい大きく空いたサイドのスペースでボールを持ちあがるとカットインを匂わせながら、縦に加速すると左足で速いグラウンダーを中へ折り返し。
完全に前をとったカンテがニアですらしますが、これはファーサイドに外れていきました。

それでも攻撃の手を緩めないレッズ。
15分。
小泉、関根、荻原の3人で左サイドを突破。
荻原のグラウンダーのクロスは力なくルタレク選手の足元へ。
しかし、トラップしたボールが流れたのを見逃さなかった髙橋がこれを後ろから素晴らしいチャージをかけてつつくと、一歩遅れていたルタレク選手の足が髙橋の脛を捉えました。

最初、審判はシミュレーションで髙橋にイエローを提示。

目がついてないのか?(・・?

と思った瞬間でしたね。
足を蹴っているのは事実なんでファウルをとるかとらないかだけなんですよ。
それをシミュレーション?
髙橋に対して辛いレフェリングをしていたこともあって、何か主審に嫌われるようなことでもしたのかと思いましたけど、この場面はすぐにVARが介入。
OFRに移行し、PKに変更となりました。
何度見てもシミュレーションにはなりえないシーンだったので、当然だよって感じでしたが。

髙橋の素晴らしいディフェンスで獲得したPK。
この日もショレはVTRを見ているかのように普段通り。
短い助走、右足のインステップでゴール右隅に蹴りこみ、右手を突き上げるガッツポーズ。

(*´∀`*)本当に簡単に決めるんですよねぇ。

1点目オウンゴールに変更も相変わらずのポジション取りのカンテ、2点目危なげなく決めたショレ。

15分で2ゴールは順調そのものでしたね。
しかし、ここから少しペースを落としたのとハノイ側が反撃に出たこともあって停滞します。
特にシャドーに入っていたグェン バン クイェット選手が自由に動き回ることで掴まえることが出来ず、サイドからの起点を許すシーンが目立ちました。
決して、弱いチームではないということが見えましたね。
それでも決定的なピンチもなく凌ぐと36分。
カンテが相手陣右サイド高い位置でボールをカット。
そこから左に開いたオギに素早く展開。
トラップが上手く落ち着かなかったこともあってオギはフォローにいた関根へ。
ハノイはボールロストすると一気に皆が最終ラインに引く傾向があり、バイタルが結構フリーになっていたんですけど、この場面もペナルティエリア外で最前線から少し引いた位置にいた小泉がドフリー。
関根からのパスを受けた小泉は前を向くとこの時点で右にいた髙橋と数的同数の状態。
少し詰まったような状態になったものの髙橋へ。
右に流れながらもエリア内でボールを受けた髙橋は右のキックフェイントで相手を振ると開いたシュートコースへ左足。
グラウンダーの素晴らしい弾道でゴール左隅を射抜いたゴールは嬉しい嬉しい埼スタ初ゴール。
それも少し流れが止まりかけていたチームに再び勢いをつける貴重な追加点となりました。


シーズン前に加入した唯一の攻撃的選手だった髙橋。
昨シーズン、ロアッソ熊本で40試合出場14ゴール。
J2のベストイレブンにも輝いたストライカーは今季、ステップアップの場所として地元であるレッズを選んでくれました。
しかし、中々どうして上手くは言ってないように見えましたけどね。
やはり既に25歳。
即戦力の年齢でありながら、初出場だった3/8のルヴァンカップでアンラッキーなケガで序盤に離脱。
その後はホセ カンテの加入で更に序列が下がり、ベンチに入ることもままならない状況でした。
しかし、活路は意外にもサイド起用にありました。
退団や負傷者の続出でベンチ入りを果たすと左サイドでJ1初出場。
スタメン出場も果たしました。
サイズがあって、走れる選手はレッズにおいては本当に貴重な存在ですよ。
ゴール前に入る選手が足りずにゴールへの迫力がない時期にがむしゃらにゴール前に飛び込んでくる姿は苛立ちが募る中で清涼感をもたらしてくれる存在でしたね。

その後、夏場はカンテが爆発。リンセンが存在感を増す中、トップでの起用はなかったものの、9月に入ってからは見るからにコンディションが上がってきました。
慎三さんにコンディション的な不安が付きまとう中で数少ないフレッシュな前線として残りの10試合強、レッズをけん引する位の気持ちで走りまくって欲しいと思いました。

さて、試合に戻りまして3点目が入ったことで完全にレッズはペースダウン。
ハノイが攻め込んできます。
39分。
左サイドのイェプトビッチ選手からアーリー気味のクロス。
これをタグウ選手が完全にフリーな状態でヘッド。
これは周作がセーブしましたが、完全な決定機でした。

(゚Д゚)ノ 気抜いちゃダメ!!!

42分にも今度は右サイドからグエン タインチュン選手のクロスをタグウ選手がマリウスを背負いながら右足トラップ、左ボレーと素晴らしいボディバランスでシュート打ってきましたし、なんだかんだ浦項から2点獲ってるだけのことはあると肝が冷えました。

なんとかこの時間もやりすごして前半は3-0。
3点のリードを保ってハーフタイムへ。
ここでレッズは岩尾を下げて柴戸を投入しました。
ハノイの方はメンバーチェンジはなしで後半へ。

後半の入りもハノイがボールを握ってきましたね。
レッズは奪ってカウンターの意識が強かったので持たれても別に構わないという感じだったんですけど、49分。
かなり高い位置にポジションをとってくるハノイにスライドが遅れました。
宏樹が前に出て行って逆に裏を突かれる形で右サイド深くまで侵入を許すと左WBのファム トゥアン ハイ選手の更に外にオーバーラップしたグエン タイン チュン選手に回るとクロスと見せかけてニアサイドに走りこんだグエン バン クイェット選手へパス。
安居が遅れて足を出したことであわやPKという場面でしたが、笛は鳴らず。
しかし、この流れから相手のCKでも更にピンチ。
コーナーキックは周作がパンチングで逃れたんですが、セカンドボールをミドル。
シュートブロックで弾いたボールにもタグウ選手にシュートまで持っていかれるなど、明らかに流れがハノイに傾きかけているように見えました。

(゚Д゚)ノ 横浜FC戦の前半と同じじゃないか!!!!

それでもここで流れを完全に渡さなかったのが前線でのプレスでした。
関根のドリブルからのシュートやオフサイドになったものの前がかりの相手の裏を突いてのカウンターがかなり強烈でしたね。

更にその流れを強くするかのように63分に小泉、宏樹を下げて隼平と大畑を投入。
フレッシュレッグで更にプレスの圧力を増していきます。
裏に抜け出す意識が強い隼平が64分に抜け出しからCKをゲット。
右からのCKはクリアされた65分の左からのCK。
隼平のキックはGKが飛び出すのを躊躇するギリギリのコースを通り、待ち構えたマリウスと関根の前へ。
最初DAZNの中継もマリウスのゴールだと思ったのかマリウスのアップの映像を流していたんですが、実際はその前に入った関根がヘディングで叩きつけてゴールへ。
相手の気持ちを折る4点目となりました。

4点目のゴールとアシストに5点目のPK奪取と息の合ったプレーを見せた関根と隼平。

こうなると一気にまた流れがレッズへ。
3分後の68分。
相手の中途半端なラインをショートカウンターで食い破ると隼平と関根が抜け出して2対1の状況。
隼平はマルコス シウバ選手を引き付けて関根へ。
喰い下がるマルコス選手を切り返したところで足がかかって今日2回目のPK獲得。
キッカーは今度はカンテ。
一度目はGKに弾かれましたが、跳ね返りをきっちり沈めて今度は正真正銘カンテのゴールで5点目。

73分にはカンテと髙橋を下げて慎三さんと待ちに待ったエカニット パンヤが初出場となりました。

攻撃的姿勢を崩さないハノイに対してレッズは終始カウンターでゴールを狙い続け、その後も良い形での攻撃が随所に見られました。

そして、84分。
大畑が素晴らしい出足でボールを奪うと左サイド大外を駆け上がり、慎三さんへ。
トラップして時間を作ってからスペースへ走りこむエカニットへ。
これはカットされますがすぐにプレスして前を向かせず、バックパスを誘発。
これを足を止めずに上がって来ていた大畑が掻っ攫うとそのままの勢いでシュート。
GKが素晴らしい反応で弾きますが、その先にいたのはエカニット。
無心で蹴ったという右足でのハーフボレーは素晴らしい弾道でゴール右隅に突き刺さり6点目。

レッズの今季最終盤の救世主になってほしい!!頼むぞ!!ブック!!!

負傷者続出の中でエカニットのゴールはまさしく”ケーキの上にイチゴを乗せる”プレーになりました。
夏の中断に半年のローンでタイから加入となったエカニットですが、中々試合に絡めない日々が続いていました。
札幌、川崎で活躍したチャナティップ、横浜で結果を出したティーラトン、現在札幌に在籍するスパチョークとしっかりとした活躍を見せてきたタイ出身選手のように期待値が高かった割にベンチ外が続く事態はやきもきする日々でしたが、この試合は一発回答と言えるのではないでしょうか。
ゴールだけでなく確かな足元の技術。
仕掛けの積極性。
キックのスピードなどゴールの期待値に関しては相手の状況を差し引いても現在のレッズの助けになるんじゃないかと感じました。
心配な点を強いて挙げれば、プレスの連動性くらいなもの。
試合終盤にゲームチェンジャーとしてなら現状でも全く問題なく相手の脅威になるんじゃないかと思いました。

89分にファム トゥアン ハイ選手の強烈なミドルを受けましたが、これも周作がスーパーセーブで凌いで終わってみれば、6-0。
ゲーム前に期待していた大量得点、更にクリーンシートでの完勝でした。

試合の総括ですが、

全部が上手く行って良かった。ε-(´∀`*)

って感じです。
前半早々に先制しましたけど、2点目のPKは主審の誤審とはいえ最初の笛はシミュレーションでした。
3-0になった後の相手の猛攻で1点でも失っていれば流れは違ったでしょうし、何より被弾の可能性が常に付いて回る位にハノイは終始攻撃の意欲を失わなかったんですよね。
浦項はこの圧力に屈して2失点しているわけで、大勝して喜ばしいのとはまた別でアウェーは相当の覚悟が必要になると改めてACLの難しさを噛みしめる試合になったんじゃないかなと思います。

更に1週間空くとは言え、マリウス、ショレの2人に休みを上げられなかったこと。
ボロボロの宏樹をスターターで使わなくてはいけないこと。
この層の薄さがACLだけでなくリーグの最終盤、一番大事な局面で響いてこなければよいと神に願うばかりです。

( ;∀;)ルヴァンは宏樹もCBのどっちかも休ませてほしい。

何にせよ、これでGL初勝利。
もう一方は浦項がホームで武漢を3-1で下したため、現在の順位は浦項が勝ち点6、7得点3失点でトップ。
続いてレッズが勝ち点4、8得点2失点の2位。
武漢は勝ち点1、3得点5失点の3位。
ハノイが勝ち点0、2得点10失点で4位となっております。
とにかく6試合が終わった時点で2位以内に入っていれば良いわけでそのためのスタートとしては上々な滑り出しなんじゃないかなと思います。

次回は10/11 ルヴァンカップSemi Finalの1st Leg 横浜Fマリノス戦のレビューをしていきたいと思います。
ではでは、皆さまごきげんよう。Arrivederci(。・ω・)ノ゙





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