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ちょっと遅れたけどやったー(((o(*゚▽゚*)o))) リベンジ完遂のレッズ3回目のアジア王者戴冠を振り返る。

週末、週明けと立て込んだ結果、完全に出遅れになりましたが、やりましたー!!
我らが浦和レッズがアルヒラルを下して3度目のアジア王者になりました!!
おめでとー&ありがとー (*´꒳`*ノノ゙パチパチ

大一番を振り返っていきたいと思います。
スターティングラインナップは
GK 西川 周作
RCB アレキサンダー ショルツ
LCB マリウス ホイブラーテン
RSB 酒井 宏樹
LSB 明本 考浩
CMF 伊藤 敦樹
CMF 岩尾 憲
RMF 大久保 智明
LMF 関根 貴大
OMF 小泉 佳穂
CF 興梠 慎三
の11人。
心配された宏樹もスタメンに名を連ねました。
対するアルヒラルは結構手を加えてきましたね。
1stLeg退場のサレム アルドーサリ、負傷のサルマン アルファラジに代えてアブドゥラー アルハムダンとアブドゥラー オタイフが出場。
国外出身選手もムサ マレガに代えてアンドレ カリージョにしてきました。

試合開始前から異様でしたね。
ウォーミングアップ時の”歌え浦和を愛するなら”の時にはスタンドが実際に揺れていたようですし、AFCのFinalイベントは当初からの宣言通り、潰しました。
パフォーマーの皆さんにはお気の毒でしたが、サポーターも2019年の反省をきっちり活かしたようですね。

さて、試合の方を振り返っていきたいと思いますが、とにかく向かい風だった前半は観ている方もしんどかった。
開始早々にゴール前に放り込まれて周作がキャッチできず、こぼれたボールをシュートされるピンチ。
ショレは難なくクリアしているようにも見えましたが、結構なピンチでしたよね。
それもこの前の周作が前に出た時に相手に蹴られている+相手の方がファウルを要求するとか意味わからんムーヴ。
これがこの先の試合を予感させるものになるとは・・・・。

とにかく、審判は相手よりでした。
こちらが蹴られようが何しようがお構いなし。
向こうは倒れればファウル。
どっちがホームなのか分からない状況でした。

今回の決勝のセットは何故か中国。
そこから邪推するとレッズはここで優勝すると現レギュレーション単独最多の3回目になるわけです。
今、並んでいるのがアルヒラル、アルイテハド、蔚山、全北と広州なわけです。
中国と韓国はどっちが勝っても単独最多になるなら日本に勝たせたくないと思っても全く不思議ではない。
AFCから仕込まれた毒のような気がしてしまいました。
それくらいに酷かったです。

審判まで味方につけたアルヒラル相手、そして、強烈な向かい風に進軍を阻まれ開始20分まではサンドバック状態でしたが、だからといって全く浮足立ったところは無かったように見えました。
カリージョを中心に大きなサイドチェンジで相当に揺さぶられましたけども、速いスライドでスペースを埋めていましたし、小泉がトップに並んでのチェイスはCBに余裕を持たせなかったと思います。
そんな中でアルハムダンとアルブライクが組む左サイドの守備意識が低いと見るや徹底的にカウンターを狙っていました。
大久保と宏樹に敦樹も加わっての右サイドの崩しはレッズの攻撃の数少ないバリエーション。
それが活きたのが30分。
敵陣でのスローインを右サイドに走りこんだ敦樹が受けて2枚に寄せられながら、その間を通す横パス。
そこに走りこんだ宏樹がディフェンスを1枚剥がして中へクロス。
抜け出した慎三さんは右足アウトで合わせますが、クロスバーを叩いてゴールはならず。

慎三さん曰く、宏樹のクロスが若干高かったために頭では行けなかったそうですが、それでも”もう少しダフらせれば下に叩けた”というあたりゴールへの嗅覚は流石ですね。

千載一遇のチャンスを逃したレッズでしたが、戦い方はそのまま。
決してドン引きはせずに上げる時はしっかりとラインを押し上げてコンパクトを保ち、粘り強いチェイスで奪えなくても進路を遮断し続ける。
それでもアルヒラルは乗り越えてくるんですけど、そこに立ちはだかったのは私的には今の日本人GKでNo1と自信を持って言える男。
西川 周作。
風が強い中でのハイボール処理はGKにとって一番嫌な仕事のハズなんですよ。
前に出るかの判断に迷いますし、いざ前に出て触れなかったら最悪。
触っても不用意な所にファンブルしたら終わり。
そんな一撃でゲームを壊す恐怖と常に戦わなければいけない状況。
そんなプレッシャーの中で、この日の周作はパーフェクトでしたね。
キャッチできる所は落とさずにガッチリと。
パンチングするなら相手のいないところへ大きく。
GKの基本を忠実に完璧にこなし、更にはこの日もチームを救うセーブを連発。
21分にはマリウスが寄せきれずにミシャエウに42分にはセカンドボールをカリージョにそれぞれ強烈なシュートを放たれますが、素晴らしい反応でシュートストップ。
特にカリージョのミドルは強烈で時間帯的にも打った相手としても決められていれば流れを一気に持っていかれるような状況でしたが、右手一本ではじいた後の飛ぶコースすらコントロールするかのような美しいシュートストップでした。
アルヒラルの決定機はこの2つくらい。
後はブロックの前を回して、最後はゴール前に放り込むフットボールに終始していました。

ハーフタイム。
2019年同様にライトを暗くしてスマホのライトを付けるように促すセレモニー的な何かをAFCが企画していたらしいですけど、これも両ゴール裏は塩対応。
これに応じたバック、メインもちらほら位しか付かなかったらしいです。
つか、試合前の空気考えたら、何で出来ると思ったのか。
相変わらずAFCの考えていることは分かりませんね。

後半に入ると風が追い風に変わりレッズも攻撃に転じます。
47分。
ボールを回しながら右から慎三さんがスルーしたボールが小泉へ。
小泉はボディフェイクで相手を振りきるようにして前へ出ようとしたところを倒されてFKを獲得。
40m位、中央やや右からのFK。
キッカーは岩尾。
あまりスピードはなかったボールでしたが、風に乗って伸びてエリア内左へ。
これに真っ先に落下点に入ったマリウスが横回転が掛かるようなヘッドで中へ。
ニアに走りこんだ慎三さんの頭の上を通過したボールはGKのアルマユーフも反応できず。
戻ったカリージョが何とか掻き出そうとしますが、クリアしきれずにゴールへ。
オウンゴールにはなりましたけど、これをカリージョが蹴りこんだとか言って叩いている人は何も分かって無いなぁと思います。
身体が自陣ゴールに流れている状況でゴールに向かっているボールを掻き出すのは例え本職のCBでも難しいプレーです。
もしかしたら、CBは触らないように努力する選択迄ありうる状況で必死にクリアしようとしたカリージョのプレーは責められるものではなく、むしろ、マリウスのゴールにしてもいいくらいのものだったと思いますね。
幸運なだけのゴールではないんですよ。

さて、1点を先制したレッズでしたが、ここでもプレーに大きな変更は無かったですね。
変わらずに相手にボールを持たせてチェイスして取れれば、カウンター。
取れなくてもコースを限定して苦し紛れのクロスを上げさせる。
相手が焦って力技に出てきたこともありますが、この日の集中力はすさまじかったです。
前半も良くやっていたと思いますが、後半の45分は更にそれを上回るもので全員が全員球際で相手に負けなかったと思います。
64分には宏樹が右サイドで抜け出したり、しっかりと2点目を狙っているんだという意志表示も忘れていなかったです。
更に1stLegでは上手く試合に入れなかったカンテも慎三さんに代わって72分から出場しましたが、この日は連動したチェイスと足元の技術でしっかりとマイボールを保持し、チャンスメイクするなど途中交代で出てきた選手も自分の役割を遂行していました。
74分にはカンテから大久保、76分には敦樹、81分に安居と立て続けに相手ゴールに襲い掛かるなど守備だけではなかったですね。

試合後のスタッツ”だけ”見て、ドン引きしたけどオウンゴール守って勝ったみたいなこと言う人も多いですけど、枠内に飛ばせなかっただけで決定機は作ってたと思いますよ?

それに81分の安居のシュート後に鳴り響いたWe are Redsコールは圧巻の一言でしたね。
実況の野村、解説の佐藤寿人共に言葉を失うほどでした。
そこからPride of URAWAが始まると”さぁ、凌ぐぞ”とスタンドが言っているようでした。
そして、この日最後の山場は90分。
左からのクロスからこぼれたボールがイガロへ。
1stタッチで右に持ち出してコースを作り、右足をスイング。
今までのキャリアで何度も決めてきたはずの決定機を防いだのはこの日も笑顔で浦和を窮地から救い続けた守護神でした。
ニアを警戒しながら、ファーに打たれたボールへしっかりと反応。
これも完璧なシュートストップでしたね。
アルヒラルもこれで完璧に心が折れたのでしょう。
ここからはレッズがボールをキープ。
苛立つ相手を利用しながら時間を進め、そして94分。
試合終了のホイッスル。

歓喜に揺れるスタジアム。
トロフィーのリフトアップは宏樹と周作2人で行われました。
いやー、なんか毎回ストーリーがあるなぁと思いましたよ。
1回目は最初はキャプテンマークを巻いた啓太がやったんですけど、本来のキャプテンで直前にケガで離脱していた暢久を呼んでやったり。
2回目はとにかく苦しい苦しい中で阿部ちゃんが上げて感動したり。
今回は昨シーズン、ここまでチームを支え続けてきた周作と今季、圧倒的な存在感を発揮している宏樹が2人で上げる。
感動的でした。

後はやっぱり2019年の悔しさを知る3人が晴れ晴れとしている顔をしているのが嬉しかったですね。
この2試合で改めてベテランの力を思い知りましたよ。
ビッグマッチ初体験の岩尾も含め、周作、宏樹、関根、慎三さんは精神的な支柱というだけでなく本当に良く走りました。
関根と岩尾は厳しかったと思うんです。
相手はバリバリの代表で体もデカくて速い。
そんな相手に立ち向かう姿は今思い出しても胸が熱くなりますね。

さて、これで3回目のアジア王者。
前述したとおり、現レギュレーション単独最多の名実ともにアジアの盟主になったわけですが、これでCWC2023とCWC2025の出場権を獲得したそうです。
しかも、CWC2025は大幅なレギュレーション拡大で賞金も増額。
参加するだけで40億なんていう莫大な金額ともいわれています。
この金額の全てが強化資金に回るとは思わないですけど、大きな収入になるのは間違いありません。
ハッキリ言って、現在のJリーグはこのまま廃れていくコンテンツになりつつあります。
ACLの決勝があるという事実を大半の日本国民が知らないという時点で否定の言葉は出てこないはずです。
そんな状況を打破するにはやはり世界から金をふんだくり、移籍市場に資金を投入して世界の目をJに向けさせるより無いと思います。
日本人は飽きやすく、国の代表が大好きだけど民間の成功は妬む傾向が強い国民性です。
それでいて、世界から向けられる目に敏感で褒められるのが大好きでもあります。
世界の目がJのクラブに向けられ、賞賛を受ければ、勝手に盛り上がるんですよ。
それであれば、Jクラブは今こそ意識を改革して”ACLは罰ゲーム”などという愚かな考えは捨てて”リーグはACLに出るためのステップ”位になっていかなければいけないと思います。
リーグという組織が腐っていて、何の助けも得られない上にメディアに意欲も無ければ、知識もない以上、クラブ自体が率先して変わり、サポーターを焚きつけていかなければ日本はこの大きな流れを取り逃して廃れていく一方です。
秋春制に関する是非も不可能だとか切り捨てるしかないとかネガティブなコメントばかりが先立っている状況ですが、それ以上に危機的なんだという意識を持ったうえで議論を交わしてほしいですね。

まぁ、そんなことは今はどうでもいいです。
本当に本当におめでとうございます。そして、ありがとうございました。
We are Reds!!!!!

次回は今日(5月10日)サガン鳥栖戦のレビューをしていきたいと思います。
ではでは Arrivederci (。˃ ᵕ ˂ )ノ)) フリフリ




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