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運転中に聴くヒプノシスマイク。

最近、運転中にヒプノシスマイクを聴いている。
Apple musicで「はじめてのヒプノシスマイク」というプレイリストを聴いて、興味を持ったので全ての曲を突っ込んだプレイリストを作って、運転中に流している。
曲だけで4時間半くらいあるので、長時間の往復でも十分もってくれる。

運転中に聴くのにいい理由はいくつかある。
・色んな音がする。
3人組×6チーム+アルファで、18人分のキャラクターソングが1~2曲あって、チームとしてのレペゼンがあって、バトルとして相手チームとやり合う曲がある。
それぞれキャラクターがはっきりしているのでわかりやすいし、いろいろな人が曲や詞を書いているのでバリエーションがめちゃくちゃに多い。
・歌がうまい。
さすが声優、というか、歌とかラップとかを聴いていてストレスが少ない。
どういうふうに声を出すか、どこに向けて声を出すとどう届くか、声を深く響かせるか浅くぶつけるか、みたいなことに関するプロたちが集結している、という感じ。
・ぼんやり聴くのに向いている。
運転中に聴くともなしに聴くものとして、ラップは意外に向いているのではないかと思う。
ラップに親和性がなくても、サビのメロディーがいい曲を一緒に口ずさんだりできる。
ぼーっと聴いて、ふと耳に残ったライムに関心するなどして、サビを口ずさむ、というのを一曲3分くらいで繰り返し、つぎの曲へ。

この辺が理由かな、と思っていたのだけれど、もう一つ聞きやすい理由があった。
・ラブソングがない。
ヒプノシスマイクのラップは基本的に「自分・自分たち」か「目の前にいる相手」のことしか歌っていない。
男性ばかりの世界で、女性は敵対勢力の権力者かその他大勢(この辺の描かれ方に関しては言いたいことも色々あるのだけど)。
そしてテーマがラップバトルなので、描かれるのも小さな世界観の中のいざこざだったり確執だったりと、わりとシンプルな他人事、という感じ。
会いたくて震えたり愛してるって言わなくなったりしない。
ついでに言えば、いきなり「自分が死んだあとに残される人へのメッセージ」みたいな悲しくなるようなのが始まらないのもいい。

普段はラジオを聴いているけれど、時々「会話」を聴くことがひどくおっくうになる。
ラジオは語りかけてくるメディア、というのはコロナ禍の折にもよく言われていたけれど、語りかけられるのがどうしようもなく息苦しいときもあるのだ。
でも、無音で運転しているとろくなことを考えないので、何かに意識を向けていたい。
そういうときには放送大学を聴いていたのだけれど、いつの間にかFMでの放送をやめてしまっていた。
放送大学の代わりにラップというのも妙だけど。

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