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二輪免許取得記17。

二輪教習22時間目。
二輪のコース内に戻る。

前回から、また三週間くらい開いてしまった。
前回の教習の最後に「このコースを覚えてくださいね」と言われて、いったんは覚えたものの、三週間でほとんど忘れたので、早めに教習所に行って覚え直すことにした。
が、ちょうど高齢者講習のタイミングだったらしく、待合室ががやがやしていて全く集中できない。
なんとか、あまりうるさくない一角を見つけて、やることの順番を手で書いて、地図とにらめっこしてイメージトレーニング。
スタート地点から外周に入って、一回りしたところで急制動、もう一回りしてクランク、スラローム、半周してきてS字、坂道発進、一回りして一本橋。
なんとか覚えて、教習開始。
「今日から卒業検定の練習に入ります」と言われる。
・・・卒業検定!
永遠にたどり着けないと思っていた単語!
感慨を覚えつつも、とりあえず久しぶりのバイク。
エンジンをかけて内周を3周。
なんだか、ひどくぎこちない。
エンストこそしないものの、ギアチェンジがもたつく、曲がる手前の減速のタイミングが合わない。
不安を覚えつつ、覚えてきたコースへ。
まずは教官に先導してもらい、コースを一回り。
急制動、クランク、スラローム、S字、坂道発進、一本道。
坂道発進の手前、上り坂の途中の一時停止でふらついて「危ない!」と言われる。
さんざん苦労した一本橋が、今回はなんとかクリアできるようになった。
一回りしたら、今度は自分が先に走って、教官に後ろからチェックしてもらう。
いったん停車して、アドバイス。
全体的にギアを落とすのが遅いので、早めの減速とギアチェンジを心がけて。
停車の時に左足をつくのが早すぎるので、余裕をもって前の方につくように。
右足をついていいのは急制動で停止した後にギアを下げる時だけ、それ以外でつくと10点ずつ減点されていくから気をつけて。
あと、急制動でクラッチを切るときについギアを下げないように。
リアブレーキ踏む、フロントブレーキ握る、クラッチ握る、とやっていると、つい左足を踏み込んでしまう。
言われたことを反芻しながら、今度は一人でコースを回る。
加速しながら、今何速だっけ!?となったり、ギアを下げるつもりがなぜか上げてしまい、4速のまま力ずくでカーブを曲がったり、
妙にアクセル音が高いなと思っていたらなぜかクラッチをがっつり握っていたり、
同じようなコースを走っている人の発進を妨げないようにしたつもりが、向こうも道を譲る気でいて、結局ノッキングしてエンストしたり、というトラブルを起こしつつも、なんとか転ばずにコースを回れた。
しかし、やはり上り坂の一時停止で苦戦するのと、スラロームのタイムが短縮できない。
車体を起こすためにアクセルを開けるのだけれど、リアブレーキを踏むのが間に合わなくて、後半が大回りになっていく。
このまま8秒以内で通過しようとすれば、そのうち吹っ飛ぶんじゃないかと不安でしょうがない。
とはいえ、一本橋は一度も落ちることなく通過できているので、少しは上達しているのだと思う。


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